「Series 11と12、4,000円の差で何が変わるの?」
迷ったら、Series 11です。46mmのGPSモデルで76,800円。12(80,800円)より4,000円安く、高血圧パターンの通知が付いています(どちらもAmazon・2026年10月1日時点)。
スペック表を見比べても、差の多くは毎日の使い方に関係しません。本記事では、Series 11と12の違いをAppleの比較表から5つに絞り、毎日Apple Watchを着けるボクの暮らしに当てはめて、どちらが合うかを分けました。
ボクの腕にあるのはUltra 2。11と12は持っていないので、付け心地は書いていません。
- 異変に気づくきっかけがほしい人 → Series 11(4,000円安く、高血圧パターンの通知あり)
- 今日どれだけ動けるか知りたい人・充電を急ぐ人 → Series 12(15分の充電で12時間)
- もう11を持っている人 → 買い替えなくて大丈夫
充電を急ぐ人は12向き。それ以外なら、11の今の値段はこちら。
Apple Watch Series 11と12の違いは?主な差は5つ
主な差は、値段・充電の速さ・心拍の測り方・高血圧パターンの通知・チップの5つです。電池の持ちや、心電図・睡眠スコアなどの健康機能は同じ。表で見ると、違うのは5行だけです。
| 項目 | Series 11 | Series 12 |
|---|---|---|
| 値段(46mm・GPS) | 76,800円 | 80,800円 |
| 15分の充電で使える時間 | 最大8時間 | 最大12時間 |
| 心拍・回復のみかた | 心拍数の測定/HRV | 高い頻度で心拍数を測定/回復時HRV/準備度アプリ |
| 高血圧パターンの通知 | あり | —(欄が空) |
| チップ | S10 | S11 |
| 電池の持ち | 最大24時間(同じ) | 最大24時間(同じ) |
| 0%から80%までの充電 | 約30分(同じ) | 約30分(同じ) |
- 準備度アプリ=最近の運動・睡眠などから、その日どれだけ動けるかを知らせるアプリ(Amazonの商品ページの説明)
- HRV=心拍と心拍の間隔の、わずかなゆらぎの数値
- チップ=時計の頭脳にあたる部品。数字が大きいほど新しい世代
高血圧パターンの通知は、いまは11だけ
2026年10月1日時点のAppleの比較表(日本)では、高血圧パターンの通知は11の欄にだけあり、12の欄は「—」でした。12の日本の仕様ページにも、「血圧」という言葉は出てきません(同じページに心電図は載っています)。
この通知は、手首の光センサーのデータから、高血圧を示唆するパターンを見つけて知らせる機能です。対象は、高血圧と診断されたことがない22歳以上の、妊娠していない人。Appleの注記では、診断や治療のための機能ではなく、症状のある人全員に通知が来るわけでもありません。通知を受け取ったら医師に相談するよう、Appleは案内しています。
ほかの小さな差(重さ・ガラス・音の機能・タップ)
- 重さ(46mmのアルミニウム・GPS)は、11が37.8g、12が39.5g
- 12のアルミニウムケースの画面は「Ceramic Shield 2」(一世代前のIon-Xガラスより60%頑丈とAppleは説明)
- 12にだけ「オーディオインテリジェンス」(サウンド認識とShazam)がある
- タップの操作は、12が「シングルタップとダブルタップ」、11が「ダブルタップ」
4,000円の差は払う価値がある?ボクの毎日の使い方に当てはめました
ボクの毎日に当てはめると、4,000円ぶん効きそうな差は、ほとんどありませんでした。効く可能性があったのは充電だけ。それも、ボクの充電のしかたでは出番が少なそうです。
ボクは初代、3、6と使い継いで、いまはUltra 2を毎日着けています。使っているのは、運動リングを閉じること、FB3(フィットボクシング3)中の心拍、睡眠の記録、iPhoneを鳴らして探す機能あたり。この使い方に、12で増える物を当てはめてみました。
| 12で増える物 | ボクの使い方 | ボクに効くか |
|---|---|---|
| 15分で12時間の充電 | ブログ作業中にMac miniで充電 | 出番は少なそう |
| 高い頻度の心拍測定 | FB3中に心拍の数字を見るだけ | 見る数字は同じ |
| 準備度アプリ | 使っている機能の中にない | 効かない |
| S11チップ | 体感は触らないと分からない | 判断できない |
充電の速さを決めたのは、本体より台とケーブルだった
12を買う前に、いまの充電器が急速充電に対応しているか。そこを見るほうが、4,000円より先に効くかもしれません。
12の「15分で12時間」は、充電を急ぐ場面でこそ効く数字です。ボクはブログ作業中にMac miniで充電していて、座っている間に済んでしまう。寝る前には充電していません。
ここに落ち着くまでに、一度つまずきました。リビングに置いた3-in-1の充電台(Amazonで買った安い物)に載せていたころです。
ヨウカンなんか、Series 6のときより充電が遅くない?



もしかして、急速充電に対応したケーブルじゃないのかも……
その台は、急速充電に対応していませんでした(笑)。Ultra 2に付いてきたケーブルをMac miniに挿したら、別物の速さ。いまはこれが毎日のルーティンです。


充電器とケーブルの見分け方は、Ultra 2の電池を測った記事にまとめています。


心拍は、ボクが見る数字では差が出にくい
ボクがFB3中に見ているのは、腕の心拍の数字です。Amazonの12の商品ページには、心拍数をバックグラウンドで5秒おきに、HRVを5分おきに測ると書いてあります。ただ、運動中の見え方が変わるのかは分かりません。


あなたの場合は?3つの問いで決める
4,000円を払うかどうかは、次の3つで決まります。
- ① 朝、充電を急ぐ場面がよくある
- ② 準備度や回復のようすを、時計に教えてほしい
- ③ 高血圧パターンの通知がほしい(高血圧と診断されたことがない人向け)
①と③の両方が「はい」の人は、通知と充電のどちらを手放せるかで決めることになります。
型落ちのSeries 11で後悔しない?11で足りる人
健康の記録が目的で、充電を急がないなら、11で足ります。型落ちといっても、毎日使う健康機能は12と同じ並びです。
- 12より4,000円安い(46mm GPSで76,800円)
- 高血圧パターンの通知がある(2026年10月1日時点の表で、11だけ)
- 電池は最大24時間(低電力モードで38時間)、心電図・睡眠スコア・睡眠時無呼吸の通知・50メートルの耐水性能まで、12と同じ
- 15分の充電で使える時間が、12より4時間短い(最大8時間)
- 準備度アプリと回復時HRVがない
- Appleの公式ストアでは、新品の販売が終わっている(2026年10月1日。整備済製品も在庫なし)
世代の古さは、いつか差になります。Appleの注記には、Apple Intelligenceの一部の機能が、Series 6・7・8、SE 2、初代Ultraでは使えないと書いてあります。11が同じ目に遭う時期は分かりません。ただ、古い機種から先に外れていく流れはあります。
それでも11が合うのは、こんな毎日の人です。
夜、ソファで運動リングの残りを確かめる。充電は、仕事や家事の合間に回せる。健康診断の数字が、少し気になりはじめた。
この毎日に心当たりがあれば、11で足ります。公式ではもう新品が出ていないので、在庫はここで。
12を選んだほうがいい人は?充電を急ぐ人と準備度を使いたい人
充電を急ぐ人と、準備度アプリを使ってみたい人です。どちらかに当てはまるなら、4,000円の差は払う意味があります。
- 15分の充電で最大12時間。5分でも最大10時間の睡眠記録ができる(11は8時間)
- 準備度アプリと回復時HRVで、その日どれだけ動けるかの目安が出る
- 世代が1つ新しく、アルミニウムケースの画面はCeramic Shield 2
- 11より4,000円高い(46mm GPSで80,800円)
- 高血圧パターンの通知の欄が空(上の表のとおり)
- 46mmのアルミニウムで、11より1.7g重い(39.5g)
4時間の差が本当に効くのは、充電の時間が毎日足りない人です。たとえば、こんな朝。
着けようとしたら、残りわずか。家を出るまで、あと15分。前の晩の充電を、よく忘れる。
この15分で12時間ぶん回せるかどうか。ここが、12を選ぶいちばんの理由になります。
朝の15分で一日ぶん。充電に追われている人は、12の今の値段をどうぞ。
12の新機能は日本ですぐ使える?英語だけの機能とiPhoneの条件
準備度アプリと回復時HRVは、日本向けの比較表に載っています。いちばん話題のSiri AIは、12だけの機能ではありません。11にも付いていて、どちらも英語から始まり、日本語は年内の予定です(2026年10月2日時点のApple)。12だけの英語の機能もあり、そちらはiPhone 16以降が条件です。
| 機能 | 11 | 12 | 日本では |
|---|---|---|---|
| Siri AI | あり | あり | 英語から。日本語は年内の予定(いまはwatchOS 27のベータ版) |
| 準備度アプリ・回復時HRV | — | あり | 日本向けの比較表に記載 |
| サウンド認識・Shazam(オーディオインテリジェンス) | — | あり | 日本向けのページに記載 |
| Live Rewind・Siri Recap | — | あり | 米国のページだけに記載。2026年後半に英語のベータ版から。iPhone 16以降(16eを除く)が条件 |
つまり、「Siri AIを日本語で使いたいから12」は理由になりません。日本語で使えるようになるのは、11を買った人も12を買った人も同じタイミングです。
iPhone側の条件には、ボク自身も当てはまります。Live RewindとSiri Recapは、iPhone 16以降(16eを除く)が条件。ボクのiPhoneは15 Pro Maxなので、もし12を買っても、この2つは使えません。
ほかの条件も、機能ごとに違います。高血圧パターンの通知はiPhone 11以降。Apple Intelligenceの機能は、有効にして対応する言語に設定した端末で使う、とAppleは案内しています。iPhoneが16より前なら、12の新機能の一部は対象外。買う前に知っておきたいところです。
11から12に買い替える価値は?Ultra 2のボクが買い替えない理由
11を持っているなら、買い替えなくて大丈夫です。12で増えるのは、充電の速さと準備度・回復時HRVくらい。しかも、高血圧パターンの通知の欄は空になります(上の表のとおり)。
ボクは11ではなくUltra 2ですが、新型を前にした気持ちは、たぶん11を持っている人と近いと思います。Ultra 2にも急速充電があって、毎日の使い方で困っていない。新しいガジェットそのものより、暮らしがどれだけ豊かになるかで選ぶようになった。そして——



これだ!と思える機能が来なければ、惹かれないなあ。
近所の店に、12は展示されていたと思います。でも、見に行っていません。



ワクワクする商品ではないんですよね。ボクの体のデータを取って、見えるようにしてくれる道具だから。
そう。だから買い替えの物差しは、スペックの差ではなく「暮らしが変わるか」です。さっきの3つの問いで、①か②に強く「はい」と言える人だけが候補。それ以外の11持ちは、そのままで十分です。
Ultraも含めて、全機種から選び直したい人は、こちらで並べています。


どこで買う?いつ買う?Amazonの値段とセールの考え方
11も12も、Amazonで買えます。11の新品はAppleの公式ストアではもう売っていないので、買うならAmazonなどです。
| 買える場所 | Series 11 | Series 12 |
|---|---|---|
| Amazon(46mm GPS) | 76,800円・在庫あり | 80,800円・在庫あり |
| Apple公式ストア(新品) | 販売終了 | 71,800円から(46mm GPSは80,800円) |
| Apple整備済製品 | 在庫なし | まだ並んでいない(発売直後) |
セールを待つべきか?
Amazonの次の大きな山は、11月21日〜12月1日ごろのブラックフライデーになりそうです(ボクの予想です)。値段は日によって動きます。この記事の値段は、ボクが見た日の通常の値段です。待つかどうかの分かれ目は、待っている間に11の在庫がなくなっても、12に切り替えられるかどうかです。
セールでApple Watchと一緒にほかの物も見るなら、ボクが毎日使っているガジェットのまとめもどうぞ。


- 11・12とも、保証書は発行されない(注文履歴の領収書が代わり)。お客様都合の返品・交換は受け付けていない。サポートはAppleが受ける(どちらの商品ページにも記載・2026年10月2日)
- サイズは46mmと42mm。12の42mm GPSは、Apple公式で71,800円から(2026年10月1日)
- iPhoneが近くになくても通信できるGPS + Cellularモデルは、12が89,800円から。この記事の値段は、すべて46mmのGPSモデル
- Apple Watch Series 11とSeries 12の違いは何ですか?
-
主な差は5つです。値段(46mmのGPSで11が76,800円・12が80,800円)、15分の充電で使える時間(11が最大8時間・12が最大12時間)、心拍の測り方(12は高い頻度で心拍数を測り、回復時HRVと準備度アプリがある)、高血圧パターンの通知(Appleの比較表では11だけ)、チップ(11はS10・12はS11)。電池の持ち(最大24時間)は同じです。2026年10月1日時点。
- Series 12に高血圧パターンの通知はありますか?
-
2026年10月1日時点のAppleの比較表(日本)では、11の欄にだけあり、12の欄は空欄です。Appleのサポートページには、規制当局の認可が手続き中のため、地域によっては12で使えない場合がある、と書かれています(日本が当てはまるかは、そのページからは分かりません)。この通知は、高血圧と診断されたことがない22歳以上で、妊娠していない人が対象で、診断をする機能ではありません。
- Series 11は、今から買っても大丈夫ですか?
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健康の記録が目的なら、足ります。電池・心電図・睡眠スコアなどは12と同じです。2026年10月1日時点で、Appleの公式ストアの新品はSeries 12・Ultra 4・SE 3で、11はAmazonなどで買う形です。Amazonの46mm GPSは76,800円(在庫あり・10月2日確認)でした。
- 充電はSeries 12のほうが速いですか?
-
15分の充電で使える時間が違います。Appleの注記では、20WのUSB-C電源アダプタと付属のケーブルで、11は最大8時間、12は最大12時間です。0%から80%まで約30分と、電池の持ち(最大24時間)は同じです。
- Series 11から12に買い替える価値はありますか?
-
多くの人は、買い替えなくて大丈夫です。12で増えるのは、充電の速さ、準備度アプリ、回復時HRVなど。いまの日本の表のとおりなら、高血圧パターンの通知の欄は空になります。充電で毎日困っている人や、準備度を使いたい人は候補になります。
- Series 12の新機能は、日本語で使えますか?
-
準備度アプリと回復時HRVは、日本向けのAppleの比較表に載っています。Siri AIは11・12のどちらも英語から対応で、日本語は年内の予定です(2026年10月2日時点)。12だけの機能のうち、Live RewindとSiri Recapは2026年後半に英語のベータ版から始まり、iPhone 16以降(16eを除く)が条件です(米国のAppleのページ)。
まとめ|迷ったら11。充電を急ぐ人だけ12
迷ったら11です。4,000円安く、高血圧パターンの通知があります。12を選ぶのは、充電を急ぐ人と、今日どれだけ動けるかを知りたい人。11を持っている人は、買い替えなくて大丈夫です。
11が合う毎日
異変に気づくきっかけがほしい。充電は合間に回せる。4,000円は、ほかに回したい。
12が合う毎日
朝の15分で充電をやりくりする。今日どれだけ動けるか、時計に聞きたい。iPhoneは16以降。
Apple Watchは、体のデータを見えるようにしてくれる道具だと思っています。ボクの場合、見えるようになったのは役に立ちました。だからこそ、機能の多さより「毎日の使い方に落とし込めるか」で選ぶのがいちばんだと思います。
ちなみにボクは、Ultra 2を選んで浮いたお金に少し足して、あとからAirPods Pro 3を買いました。Apple WatchとAirPodsの両方を使えるようになって、暮らしの質が上がった。どちらも後悔していません。11で浮く4,000円も、毎日触る小物に回すと、満足度が上がるはずです。
迷ったらこれ1つ。異変に気づくきっかけを、4,000円安く。
今日どれだけ動けるかも知りたいなら、こちらの12。











