Apple Watch Ultra 2のバッテリーは1日持つ?実測19時間で29%・旅行では36時間半もちました

Apple Watch Ultra 2の「充電の奴隷」問題を再計測した結果、バケモノ級のバッテリースタミナが判明したことを伝えるブログのアイキャッチ画像。ユーザーの腕に巻かれたUltra 2の画面には、ワークアウト目標達成の通知が表示されている。
先に答えます(3行)
  • もちます。睡眠計測もフィットボクシングも込みで19時間使って、減ったのは29%だけでした。
  • 旅行では36時間30分、充電ゼロで乗り切りました(2026年8月2日の朝6時30分に出発、翌3日の19時に帰宅。ワークアウトは未使用、夜は睡眠計測あり)。
  • ボクが感じていた不安の正体は電池ではなく、自分でかけていた「80%充電の上限」でした。Ultra 3との差38,000円は、ボクには不要でした。

こんにちは、『ヨウカンラボ』のヨウカンです。42歳・元小学校教師、85.1kgから-16kg(85.1→69.2kg)まで来た、ごく普通のおじさんです。

2025年11月、型落ちで安くなっていたApple Watch Ultra 2を買いました。それから9ヶ月。この記事は、最初は「約3万円をケチって後悔した」という内容になる予定でした。実際に測るまでは。

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目次

結論|1日は余裕でもちます。Ultra 3に38,000円を払う理由は見つかりませんでした

毎日フィットボクシングで汗だくになり、睡眠計測まで一日中つけっぱなしにしても、Ultra 2のバッテリーは1日もちます。実測で、19時間使って減ったのは29%でした。

いまの値段で並べると、こうです。Apple公式の整備済みUltra 2が104,800円、新品のUltra 3が142,800円。差は38,000円。心拍・睡眠・運動の記録がメインの「おうちダイエッター」なら、この38,000円は払わなくていい、というのがボクの答えです。

例外は、数日充電できない登山やトライアスロン、毎日2時間を超えるロングワークアウトを常用する人だけ。そこに当てはまらないなら、38,000円は別のところで使ってください。

Apple Watch Ultra 2を着用した40代パパブロガーの腕。画面の「ワークアウト目標達成」の通知が、ハードな使用環境を証明している

先に開示します|ボクの個体は整備済み品です。中古とは前提が違います

数字を出す前に、正直に書いておくことがあります。ボクが買ったのはApple認定整備済製品です。Appleの認定整備済製品には1年間のハードウェア保証が付きます。ただし、Appleが「新しいバッテリーと外装が搭載される」と明記しているのはiOSデバイスについてで、Apple Watchには同じ記載がありません。だから「電池が新品」とは書きません。

それでも書いておく理由は、この記事の数字が「Appleの動作テストを通って1年保証が付いた個体を、9ヶ月使った状態」のものだからです。前の持ち主の使い方が分からない中古品とは、出発点が違います。ここを隠して「Ultra 2は電池最強」と書くのはフェアじゃないと思いました。

裏返すと、こうも言えます。同じ整備済みUltra 2(104,800円)を選べば、ボクとほぼ同じ条件からスタートできるということです。中古の相場より高く見えますが、動作テストと1年保証が付くぶん、「ハズレを引いたらどうしよう」を先に消せます。

充電が不安なあなたへ|正体は電池ではなく、自分でかけた「80%の上限」です

ボクが「充電の奴隷になった」と感じていた原因は、Ultra 2の性能ではありませんでした。バッテリーを長持ちさせようとして、自分で充電の上限を80%に設定していたからです。

Ultra 2の質感は最高です。腕に巻いた時の重厚感、チタンのマットな手触り。鏡を見るたびに「やっぱりUltraにして良かった」と、42歳のおじさんでもニヤけます。ただ、毎日フィットボクシング3とプランクをやって睡眠計測もする生活を続けていると、小さなストレスが顔を出してきました。

  • スタートラインが低い:「80%充電制限(最適化)」で使っているので、満タンでも80%。そこから1日が始まる。
  • 「気がつくと50%」のソワソワ:くつろいでいる時に画面を見ると50%前後。「明日のトレーニング中に切れたら嫌だな……」

結局、毎日ワークアウトのあとに充電器へ置く生活。「これじゃあSeries 11と変わらない。あと3万円出してUltra 3にすればよかったか」と本気で後悔しかけていました。

ここで一度、測ってみてください。ボクの不安は、測った瞬間に消えました。

【実測1】19時間ガッツリ使って、減ったのは29%だけだった

Apple Watch Ultra 2のバッテリーを再計測した結果、19時間使って残量46%だった証拠画面
計測した1日(かなりヘビーな使い方です)
  • 夜間:睡眠トラッキングをオン(約7時間)
  • 日中:外出。常時表示オン、通知の確認、PayPay決済
  • 夕方〜夜:ワークアウト計測。プランク+フィットボクシング3で汗だくに

スタートは残量75%。そこからこの一日を過ごして、19時間後に確認したら残量は46%ありました。

消費は29%。単純に割ると1時間あたり約1.5%です。あなたの毎日に翻訳すると、朝起きてから寝るまで、睡眠計測まで込みでフルに使っても、1日の終わりに6割以上残っているということ。この減り方なら、80%スタートでも1日は終わりません。

ワークアウト計測は減りが早く、1時間で5%ほど使いました。逆に言えば、1日1〜2時間のトレーニングなら、余裕はまったく崩れないということです。

それで、80%の上限は外したのか。答えは「外していません」。今もそのまま使っています。外さなくても足りることが数字で分かったので、上げる理由がなくなりました。不安の正体は電池ではなく、自分の設定を知らなかったことだったわけです。

今日できること(3分)

Apple Watchの「設定」アプリ →「バッテリー」を開いて、充電まわりの設定を見てください。上限が80%になっているなら、あなたが毎日見ている残量は満タンの数字ではありません。そのうえで、朝の残量と夜の残量をメモしてみてください。1日分の実際の消費が分かれば、たいていの不安は消えます。

【実測2】旅行で36時間30分、一度も充電せずに帰ってきた

もう1本、もっと極端な記録があります。2026年8月2日〜3日、那須高原への1泊旅行。朝6時30分に家を出て、翌日の19時に帰宅。36時間30分、充電器に一度も触れていません。それでも残量はありました。

那須高原1泊2日・36時間30分の中身
  • 2026年8月2日 6:30:自宅を出発(充電はここまで)
  • 日中:移動と観光。ワークアウトモードは未使用
  • 2日の夜〜3日の朝:いつも通り睡眠計測をオン
  • 2026年8月3日 19:00:帰宅。36時間30分、無充電で残量あり

2本の数字は役割が違います。毎日の基準が実測1、旅行の目安が実測2です。Ultra 2の公称バッテリーは最大36時間ボクの旅行は36時間30分。ただしフェアに書くと、Appleの36時間は「60分のワークアウトを含む」条件での数字です。ボクの2日間はワークアウトモードを一度も使っていないので、Appleの想定より軽い使い方でした。だから36時間半もったのは順当です。逆に、旅先でも毎日運動を記録する人にとっては、36時間はもっとシビアな数字になります。

運動の記録をしない日なら、Ultra 2は1泊2日の旅行に充電器を持っていかなくていいということです。逆に、旅先でも毎日ワークアウトを計測する人は、1時間あたり5%を足し算して考えてください。

1泊2日の旅行で「充電器、持っていくべきかな」と迷ったことのある人は多いと思います。ボクの場合、答えは出ました。運動を記録しない旅行なら、Ultra 2は充電器なしで足ります。

型落ちを選んでも損はしません|watchOS 27のSiri AIに対応します

「型落ちだと、最新の機能が使えなくて損するのでは」。ここが一番の不安だと思います。その心配はいりません。

watchOS 27の目玉であるSiri AI(Apple Intelligence)の対応機種は、SE 3・Series 9・Series 10・Series 11・Ultra 2・Ultra 3。条件はS9チップ世代以降なので、Ultra 2はぎりぎり内側です。ただし、ペアにするiPhone側がApple Intelligenceに対応していることが条件です。またSiri AI自体の日本語対応は待ちの状態です(Apple Intelligenceそのものは日本語に対応済み)。

対応外なのは、Series 8以前と初代Ultra。ボクが以前使っていたSeries 6もここです。「型落ち=損」ではなく、1世代前のUltra 2はまだ損しないゾーンにいます。バッテリーも機能も足りているなら、38,000円の差はますます大きく見えてきます。

動作テスト済みで1年保証つき。ここまでの数字は、この条件で出たものです。

もっと安く買いたい人へ|中古という選択と、その代償

104,800円でも高い、と感じる人はいると思います。その場合は中古ショップという選択肢があります。ただし、この記事の数字は当てになりません。

理由は前半に書いたとおりです。ボクの数字は「Appleの動作テストを通った個体」の数字だからです。中古は前の持ち主が何年どう使ったかで、電池の減り方がまったく変わります。安く買えるぶん、この記事の36時間30分は保証されません。そこを承知のうえで安さを取るなら、それは合理的な判断です。

選ぶときは、状態をランクで管理しているショップで、上位ランクの個体を狙うのが安全です。ランク表記がある店なら、少なくとも「見た目のハズレ」は避けられます。

電池の保証より値段を優先するなら、まず在庫と相場だけ見てみてください。

中古スマホ・ガジェットのイオシスで、Apple Watchの在庫と価格を見る

秋に出る新型を待つべきか|待って得する人は少数です

今すぐ健康管理やダイエットを始めたい人に、待ちはおすすめしません。先送りになるだけだからです。

Apple Watchは毎年秋に新型が出ます。だから「もう少し待とう」は永遠に成立してしまいます。待つ価値があるのは、①まだ発表されていない機能に本気で価値を感じ、②数か月待てて(その間の記録は1日も残りません)、③発売直後の値段を出せる人だけ。ちなみにUltra 3の初値は129,800円で、いまは142,800円です。待っている間に上がることもあります。

ただし朗報も。新型が出れば、中古の相場は下がる傾向です。型落ち狙いなら、秋は悪いタイミングではありません。ただしApple公式の整備済み品は新品価格に連動するので、今回のように値上がりすることもあります(2026年7月に実際に上がりました)。

あなたが選ぶべき1台|3タイプで分けます

3タイプ別・あなたに向いている1台
  • ロマンも欲しいけど差額を浮かせたい人 → 整備済みUltra 2(104,800円):動作テスト済み・1年保証つき。1日は余裕、旅行も36時間30分。ボクと同じタイプです。
  • 新品で長く付き合いたい人 → Ultra 3(142,800円):公称42時間。5年使う前提なら、差額38,000円は1日あたり約21円です。なおUltra 3にも整備済み品(120,800円)があり、整備済みどうしなら差は16,000円まで縮みます。
  • 質感より機能と軽さ重視の人 → Series 11(46mm GPS・76,800円):公称24時間。毎晩充電できるなら、これで健康機能はフル装備です。

Ultra 3のスタミナはUltra 2より上です(42時間対36時間)。でも、-16kg絞るために毎日フィットボクシングを欠かさないボクですら、Ultra 2のスタミナを使い切れませんでした。「最新じゃなきゃ後悔するかも」という不安は、ボクの場合はただの思い込みでした。

38,000円を浮かせても、1日も充電で困らなかったのがボクの9ヶ月です。

Ultra 3(142,800円)とSeries 11(76,800円)が気になった人へ。3機種の価格と中身を1枚の表で見比べたほうが早いので、値上げ後の実額で並べた記事にまとめてあります。そちらから買えます。

浮かせた38,000円で、ボクが買ったもの

ジョイコン型ケースを開けて中のAirPods Pro 3が見えている写真

Ultra 2を選んだことで、当時の差額約3万円が手元に残りました。ボクはこれを節約で終わらせず、少し足してAirPods Pro 3に回しました。いまの値段(差38,000円・AirPods Pro 3が42,800円)なら、4,800円足すだけで同じことができます。

2階の作業部屋に篭ると、家族との時間が消える。リブート後のボクを待っていたのは、そんな新しい壁でした。耳を静かにしたまま、リビングで子どもたちの気配を感じながら下書きを書く。この白いイヤホンは、家庭内の空気まで守ってくれました。ただし、これは家で作業する時間が長い人に限った話です。

家で作業する時間が長い人ほど、42,800円の戻りは大きいです。

今日やることは2つだけです

長くなったので、持って帰ってほしいことだけ置いておきます。

持ち帰り
  • すでに持っている人:「設定」→「バッテリー」で充電の上限を確認してください。不安の正体は、電池ではなくそこにあるかもしれません。
  • これから買う人:運動を毎日記録するなら整備済みUltra 2(104,800円)で足ります。毎晩充電できるならSeries 11(76,800円)。新品で5年使うならUltra 3(142,800円)。

ボクは9ヶ月、充電で困った日が1日もありませんでした。38,000円は、腕ではないところで使いました。

よくある質問

Ultra 2のバッテリーは1日もつ?毎日充電が必要?

もちます。睡眠計測+日中つけっぱなし+フィットボクシングまでやって実測したところ、19時間で消費は29%でした(75%スタートで19時間後に46%)。1時間あたり約1.5%です。運動を記録しない日なら、2026年8月2日〜3日の旅行で36時間30分を無充電で乗り切っています。1日1〜2時間のトレーニングでも、毎日充電しなくて大丈夫です。

この数字は、中古で買っても同じですか?

同じにはなりません。ボクが買ったのはApple認定整備済製品で、Appleの動作テストを通り1年保証が付いた個体です(なおAppleが「新しいバッテリー」を明記しているのはiOSデバイスで、Apple Watchには同じ記載がありません)。つまりこの記事の数字は「保証付きの整備済み個体を9ヶ月使った状態」のものです。中古ショップの個体は前の持ち主の使い方で劣化度が違うので、状態のランク表記があるショップで上位ランクを選んでください。

Ultra 2とUltra 3、いくら違う?どちらを買うべき?

Apple公式の整備済みUltra 2が104,800円、新品のUltra 3が142,800円で、差は38,000円です。ただしUltra 3にも整備済み品(120,800円)があるので、整備済みどうしで比べると差は16,000円です。バッテリーは36時間と42時間の差。新品で5年使う前提なら38,000円は1日あたり約21円なので、新品にこだわるならUltra 3で正解です。日常のトレーニングと睡眠計測がメインなら、ボクはUltra 2で困っていません。

「充電の奴隷」にならないコツは?

まず自分の充電設定を見てください。ボクの不安の正体は、電池の性能ではなく「80%充電の上限(最適化)」を自分でオンにしていたことでした。満タンでも80%スタートなので、日中の残量が低く見えて不安になっていたわけです。心配なら一度、朝の残量と夜の残量をメモして、1日で何%減るかを測ってみてください。ボクはそれで思い込みが消えました。

1世代前のチップ(S9)だけど、動作は遅くない?

9ヶ月使って、遅いと感じた場面はありません。watchOS 27のSiri AIにも対応するので(iPhone側がApple Intelligence対応であることが条件。Siri AIの日本語対応は待ちの状態です)、これから数年付き合う相棒として今から買っても十分です。

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この記事を書いた人

ヨウカンのアバター ヨウカン 40代リブート研究家

三日坊主のまま40代になった、9年前のボクみたいな人へ。

ヨウカン|43歳・仙台。元小学校教師。コードは書けない非エンジニアのまま、ガジェットとAI(Claude Code)で暮らしとブログを回しています。フィットボクシング3と「2分ルール」で85.1kg→69.2kg(-16kg)、継続340日超。

道具はスペックでなく「使う直前の手数」で選ぶ。買って続いた物も、眠らせた物も書きます。

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