- 毎晩の充電が苦にならないなら Series 11(46mm GPSで76,800円)。健康ログが目的なら、これで何ひとつ困りません。
- 充電を忘れていたいなら Ultra。新品の Ultra 3 が142,800円、Apple公式の整備済み Ultra 2 が104,800円。その差は38,000円です。
- 2026年7月18日にApple Watchは最大13,000円上がりました。去年の「安いほう」は、今はもう安くありません。数字は全部この記事に出します。
Apple Watchを買おうと調べ始めると、だいたい3つで手が止まります。最新の Ultra 3 か、無印の Series 11 か、値下がった型落ちの Ultra 2 か。
ボクは42歳、健康の数字を残したくて2025年11月に Series 6 から Ultra 2 に買い替え、9ヶ月つけっぱなしで暮らしています。そのうえで先に言っておきたいことがあります。この3つは「性能の順番」で並んでいません。分かれ目は、あなたが毎晩の充電と付き合えるかどうか、その一点です。
スペック表を並べるだけの比較は、Apple公式に任せます。ここに書くのはいくら払って、何が返ってくるかの話です。
結論|どっちを買うかは予算ではなく、毎晩の充電で決まります
夜、スマホと一緒に充電器へ置くのが苦にならないなら Series 11。充電のことを考えたくないなら Ultra。この一問で9割の人は決まります。
なぜ予算ではないのか。Apple Watchでやることの大半――心拍・睡眠ログ・通知・Apple Pay・ワークアウト記録――は、いちばん安い Series 11 で全部できるからです。健康管理という目的だけを見れば、上位機に払う66,000円はまるごと「機能以外」に払うお金になります。
その66,000円が何に化けるかというと、公称24時間が42時間になることと、49mmの大きな画面と、チタニウムの手ざわりです。ここに価値を感じないなら、Ultraは高いだけの時計になります。ボクは感じたので払いました。その判断の中身を、このあと全部数字で書きます。

2026年7月18日に値上がりしました|いま3機種にいくら払うのか
先に現在地をそろえます。2026年7月18日、Apple WatchとAirPodsが値上げされました。Apple Watchは最大13,000円です。円安によるドル換算の見直しが理由とされています。
| モデル | 値上げ前 | いまの価格 | 差 |
|---|---|---|---|
| Series 11 46mm GPS | 63,800円 | 76,800円 | +13,000円 |
| Series 11 42mm GPS | 58,800円 | 71,800円 | +13,000円 |
| Ultra 3 49mm | 129,800円 | 142,800円 | +13,000円 |
| Ultra 2 49mm(Apple整備済み) | — | 104,800円 | — |
| AirPods Pro 3 | 39,800円 | 42,800円 | +3,000円 |
この表から、判断に効く数字が2つ出ます。①Ultra 3 と 整備済み Ultra 2 の差は38,000円。②Series 11 と Ultra 3 の差は66,000円。以降の話は、全部この2つの数字の上で進みます。なおUltra 3にも整備済み品(120,800円)があり、整備済みどうしなら差は16,000円まで縮みます。新品にこだわらないなら、この比べ方もありです。
去年の相場で「Ultraは13万円くらい」と覚えている人は、そこで一度アップデートしてください。13,000円上がると、迷いの中身も変わります。ボクが買った当時より、型落ちを選ぶ意味はむしろ大きくなりました。
毎晩の充電が苦にならない人は、Series 11で足ります
「健康管理がしたい」「型落ちを探すのは面倒」――この2つに頷けるなら、Series 11 の46mm GPSモデル76,800円が答えです。ここで話を終えてもらって構いません。
理由は3つあります。①新品が普通に手に入る(在庫や整備済み品を探す手間がゼロ)。②心拍・睡眠・血中酸素・心電図・睡眠時無呼吸の通知まで、健康機能がフル装備。③約37.8gと軽い。Ultraの61.8gと比べると、腕の上で約24gちがいます。1日中つけっぱなしにするなら、この24gは思ったより効きます。
公称バッテリーは約24時間。「夜に充電器へ置く」を毎日できるなら、日中に残量を気にする場面はほぼありません。ボクの家では、体重計に乗る→ほぼ日カレンダーに数字を書く→腕のリングを閉じる、の3点セットが毎朝まわっています。この用途なら Series 11 で困る場面がひとつも思いつきません。
ボク自身はUltraに行きましたが、「フィットボクシングの心拍を測って、続けられているか確認したいだけ」なら、迷わずSeries 11を勧めます。スーツにも合うし、毎日つけても軽い。見える化の入り口としては、これが一番現実的なんですよね。
ひとつだけ補足を。Amazonでは46mm GPSが6万円台後半まで落ちる日があります(2026年7月末には67,800円のタイムセールがありました)。公式で76,800円を出す前に、一度Amazonの価格を見てから決めてください。ただし7月18日の改定後は下げ幅が小さくなっているので、待つより在庫のある今の実売で決めるほうが早いです。
健康ログが目的なら、76,800円より上に払う理由は正直ありません。
心拍を相棒に運動を続ける具体的な使い方は、フィットボクシングで心拍130を目安にしている話で詳しく書いています。

充電を忘れていたい人はUltraを選ぶ|新品と整備済みの差は38,000円です
ここからはUltraの話です。先に利害を開示します。ボクはUltra 2のオーナーなので、以下はUltraを持っている人間の話として読んでください。
Ultraの入口は2つあります。新品の Ultra 3 と、Apple公式の整備済み Ultra 2 です。そして選ぶ理由は性能ではなく公称36時間(Ultra 2)〜42時間(Ultra 3)のバッテリーです。Series 11の24時間との差は、12〜18時間。数字だと地味ですが、生活の中では「充電を1日飛ばしても平気」という意味になります。ボクは金曜の夜から日曜まで、充電器に置かない週末があります。
ボクは型落ちのUltra 2を選び、浮いた分をAirPods Pro 3に回しました
買ったのは2025年11月。当時すでに Ultra 3 は出ていて、Ultra 2は型落ちで安くなっていました。当時の差額は約3万円。それでも型落ちを選んだのは、その3万円がAirPods Pro 3のほぼ1台ぶんだと気づいたからです。いまの値段なら差は38,000円なので、4,800円足せば同じことができます(AirPods Pro 3は42,800円)。
- プランA(一点集中):Ultra 3 新品 142,800円 → 腕に全部を乗せる
- プランB(分ける):整備済み Ultra 2 104,800円 + AirPods Pro 3 42,800円 = 147,600円で2台
ほぼ同じ金額で、腕が1つ増えるか、腕と耳が両方変わるか。ここは自分の1日を思い出して考えてみてください。富士山に登る予定もサンゴ礁に潜る趣味もないボクの主戦場は、リビングのフィットボクシングと自宅の作業机です。それならUltra 2で十分だし、残りを耳に回したほうが1日の中で触れる時間が長い。そう判断しました。
正直に弱点も書きます。Ultra 2のチップはS9で、Series 11とUltra 3のS10より1世代前です。ただ、2年使っていて「遅い」と感じた場面はありません。スマートウォッチでやることの上限に、S9の性能はまだ届いていない印象です。
そしてもうひとつ。Ultra 2はApple公式の新品販売が終了しています。いま買えるのは整備済み品か、量販店の在庫限りです。ここは待つと不利になる側で、在庫が消えたら104,800円という入口自体が無くなります。急かすつもりはありませんが、事実として書いておきます。
最後の一押しは、スペックでも値段でもなくブラックチタンの色味でした。完全なデザイン買いです(笑)。でも毎日身につけるものだからこそ、この「見た目で選んだ」が一番後悔のない判断になりました。61.8gの重みを左腕に感じた瞬間、自分は変わるぞ、と覚悟が決まる感覚があったんです。
9ヶ月使った今でも、104,800円ぶんの満足は毎朝ちゃんと返ってきています。
Ultra 2のバッテリーが2年目でどこまで保つのか、19時間つけっぱなしで残量を測った記録はこちらです。

浮いた38,000円に4,800円足して|家で作業する人だけ得をします
浮いたぶんで買った42,800円のAirPods Pro 3は、正直に言うと腕時計より生活を変えました。効いたのは2つだけです。①ノイズキャンセリングで、横で子どもがYouTubeを見ていても下書きが進む。②会話検知で、「パパ!」と話しかけられると自動で外音取り込みに切り替わる。イヤホンを外す動作がいらないので、「ちょっと待って」と言う回数がゼロになりました。
ただしこれは家の中で作業する時間が長い人に限った話です。日中ずっと外にいるなら、同じ38,000円は別のところに置いてください。
家で作業する時間が長い人ほど、42,800円の戻りは大きいです。
38,000円を出してでも新品がいい人は、素直にUltra 3で正解です
整備済み品に抵抗がある。傷も電池の劣化も気にせず、新品から5年使い倒したい。ここに頷けるなら、142,800円を出す価値はあります。
差額38,000円で買えるのは、最新チップのS10、公称42時間のバッテリー(Ultra 2の36時間より6時間長い)、そして使い始めの日から数えられる寿命です。5年使う前提なら、38,000円は1年あたり7,600円。1日にすると約21円になります。この割り算で納得できるなら、迷う必要はありません。
逆に、この21円が「もったいない」と感じたなら、そのまま整備済みのUltra 2を選んでください。それが答えです。日常の体験そのものは、Ultra 2とUltra 3でほとんど変わりません。だからボクは型落ちで満足しています。
新品で長く使うなら、1日21円の差は払う価値がありました。
型落ちを選んでも、最新機能で損はしません(watchOS 27のSiri AI)
型落ちで一番こわいのは「数年後に置いていかれること」ですよね。先に答えます。watchOS 27の目玉であるSiri AIは、Ultra 2でもそのまま使えます。
- ✅ 対応:SE 3 / Series 9 / Series 10 / Series 11 / Ultra 2 / Ultra 3(S9・S10世代)
- ❌ 非対応:Series 8 以前・初代 Ultra(ボクが手放した Series 6 もここ)
境目はチップの世代です。S9以降なら対応、それ以前は非対応。(ペアにするiPhone側がApple Intelligenceに対応していることが条件で、日本語は対応待ちです)Ultra 2はS9なので、ぎりぎり内側にいます。「型落ち=機能で取り残される」は、少なくとも今回のwatchOS 27には当てはまりません。
逆に、いまSeries 6や8世代を使っている人は、買い替えるとSiri AIが手に入ります。古い機種を使っている人ほど、買い替えで変わる幅は大きいということです。ボクがSeries 6から替えたときも、変わったのは性能より「毎朝の気分」でした。
秋の新型を待つべきか|待って得する人は、たぶんあなたではありません
結論:今から健康管理を始めたい人に、待ちはおすすめしません。
Apple Watchは毎年秋に新型が出ます。だから「もう少し待とうか」は永遠に成立してしまう問いです。待つことに意味があるのは、次の3つ全部に当てはまる人だけです。
- ①まだ発表されていない機能に、本気で価値を感じられる
- ②数か月、平気で待てる(その間は記録が1日も残りません)
- ③発売直後の値段を出せる(Ultra 3の初値は129,800円、いまは142,800円です)
85.1kgのボクが一番やってはいけなかったのが、この「あとで」でした。9年ブログを放置したのも、体重が増え続けたのも、全部そこからです。待って得をした記憶が、ボクにはひとつもありません。
ただし、待つ人にひとつだけ良い知らせもあります。新型が出ると、いまの3機種はさらに値下がります。型落ちを狙うつもりなら、秋は悪くないタイミングです。ここは正直に書いておきます。
そして、どれにも当てはまらない人へ。「今日は何も買わない」も立派な答えです。76,800円も142,800円も、腕に着けただけでは1gも減りません。減ったのは、ボクの場合は道具ではなく2分だけやるという決め事のほうでした。買う前に、今日その2分だけ先に始めてみてください。
買わずに始めたい人は、まず床のほうを整えるほうが安上がりです。ボクの失敗と対策はこちらに書きました。

道具で停滞を動かした全体像は、-16kgまでのダイエット記事にまとめています。
3機種の比較表|あなたが出す金額と、返ってくるもの
「で、結局どれ?」に一目で答えられるよう、実額つきで並べました。
| 比較項目 | Series 11 (46mm GPS) | Ultra 2 (整備済み・ボク実機) | Ultra 3 (新品) |
|---|---|---|---|
| いま出す金額 | 76,800円 | 104,800円 | 142,800円 |
| バッテリー公称 | 約24時間 | 最大36時間 | 最大42時間 |
| 重さ | 約37.8g | 約61.8g(ブラック) | 約61.8g |
| 画面 | 46mm | 49mm | 49mm |
| チップ | S10 | S9(体感差なし) | S10 |
| アクションボタン | なし | あり | あり |
| watchOS 27 Siri AI | ◯ | ◯ | ◯ |
| 入手性 | 新品 | 整備済み・在庫限り | 新品 |
| こう考える人向け | 毎晩充電できる/軽さ優先 | 充電を飛ばしたい/38,000円は他に回す | 新品で5年使う/1日21円は払う |
表の一番下の行だけ読んでください。ここで自分に当てはまる列が、あなたの一台です。2つの列で迷ったら、上のバッテリーの行に戻って、自分が何時間もたせたいかで決めてみてください。
👉 49mmの画面でリングを閉じる感覚が習慣化にどう効くのかは、運動リングの記事で300日ぶんの記録とあわせて書いています。

最後にもう一度|あなたの一台はこれです
- 毎晩の充電が苦にならない → Series 11(46mm GPS・76,800円)
- 充電を忘れていたい/新品で5年使う → Ultra 3(142,800円)
- 充電を忘れていたい/38,000円は他に回す → 整備済みUltra 2(104,800円・在庫限り)
ボクは3つ目を選びました。9ヶ月経った今も、その判断を後悔していません。どれを選んでも、腕に着けた翌朝からリングは数えはじめてくれます。
よくある質問
- Ultra 3 と Ultra 2、どっちを買えばいい?
-
差は38,000円です(Ultra 3の新品142,800円と、Apple整備済みUltra 2の104,800円)。新品で5年使う前提なら1日あたり約21円の差なので、新品にこだわる人はUltra 3で正解です。日常の体験そのものはほとんど変わらないので、38,000円を他に回したい人はUltra 2。ボクは後者を選び、AirPods Pro 3(42,800円)に回しました。ただしUltra 2は公式の新品販売が終了しており在庫限りです。
- Series 11 と Ultra、健康管理が目的ならどっち?
-
Series 11で足ります。心拍・睡眠・血中酸素・心電図・睡眠時無呼吸の通知まで、健康機能はSeries 11でフル装備です。差額の66,000円で買えるのはバッテリー(24時間→42時間)と49mmの画面と質感で、健康機能ではありません。毎晩の充電が苦にならないなら、46mm GPSの76,800円が最も後悔の少ない選択です。
- 2026年7月の値上げで、いくら上がった?
-
2026年7月18日に、Apple WatchとAirPodsが値上げされました。Apple Watchは最大13,000円です。Series 11の46mm GPSは63,800円から76,800円へ、Ultra 3は129,800円から142,800円へ、AirPods Pro 3は39,800円から42,800円になりました。理由は円安によるドル換算の見直しとされています。
- 型落ちのUltra 2でも、watchOS 27の新しいSiri AIは使える?
-
使えます。対応機種はSE 3・Series 9・Series 10・Series 11・Ultra 2・Ultra 3で、条件はS9チップ世代以降です。Ultra 2はS9なので対応します。型落ちを選んでも最新OSの目玉機能で損はしません。なおSeries 8以前と初代Ultraは非対応です。
- Ultra は腕が細い人には大きすぎない?
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49mm・約61.8gなので、最初は確実に「デカい」と感じます。ボクは3日で慣れました。ただ、Series 11の46mm・約37.8gと比べると約24gの差があるので、スーツ中心の方や手首が細い方はSeries 11のほうが素直です。腕まわりが気になる場合は、店頭で一度着けてから決めるのが確実です。
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