こんにちは、ヨウカンラボのヨウカンです😃
長時間座っても疲れない椅子がほしい。でもゲーミングチェアって、座面が硬そうで踏み切れない。
ボクもそこで止まっていました。で、使ってみたらその硬さこそが疲れない理由だったという話なんですよね。
使っているのはAKRacingのOverture。2022年12月1日にAmazonで買って、今日で1,352日です。その前は1万円くらいの、赤いメッシュのオフィスチェアでした。
買った理由は2つあります。ひとつは本田翼さんのCM。もうひとつはブログを書くモチベーションを上げたかったからです。性能では選んでいません(笑)。
ちなみにモチベーションのほうは、まったく上がりませんでした。そのへんの話も最後に書きますね。
- 硬い座面のほうが疲れないのは本当か(理由まで)
- 1,352日でいくら払ったか(1日あたりに割ります)
- 座面はへたったのか。へたったら交換できるのか
- 「5年保証」は、どこが5年なのか
- 28kgの箱を運べるか・組み立ては何分かかるか
結論|疲れない理由は、やわらかさではなく「沈まないこと」でした
座り心地のやわらかさと、疲れにくさは別のものでした。この椅子の座面は硬めです。そして硬いから疲れません。
どれくらい座っていられるかというと、休日の前の日は夜21時から明け方まで、7〜8時間ほぼこの椅子から動きません。前の椅子のときは、こんな座り方はできませんでした。1時間くらいで立ち上がって、腰を伸ばして、また座って……をくり返していたんですよね。
| 買った日 | 2022年12月1日(Amazon) |
| 価格 | 49,764円(ホワイト・2026年8月時点) |
| 使った日数 | 1,352日=3年8ヶ月 |
| 1日あたり | 37円 |
| 壊れたところ | いまのところ、なし |
1日37円。5万円は決して安くないんですけど、割ってしまうとこういう数字になります。
ちなみにAKRacingの公式直販ストアだと、同じOvertureが55,440円(税込)です。ボクが買ったAmazonのほうが5,000円以上安かったことになりますね。
※ 価格は2026年8月時点のものです。この椅子は時期とカラーで数千円動くので、今いくらなのかはリンク先で確認してください。上の「1日37円」も、そのぶんズレます。
そのうえで、仕分けはこの3つですね。
| あなたの状況 | ボクの答え | 理由 |
|---|---|---|
| 1日2時間以上、机に向かう | 替える価値、あります | 1日37円で、座っていられる時間が変わります |
| 机に向かうのは週に数時間 | 今の椅子のままで大丈夫です | 座る時間が短いと、差が出る前に立ち上がります |
| やわらかい座り心地が好き | これは向かないかも | この椅子は硬めです。次の章で書きますが、そこが効いています |

なぜ硬い座面のほうが疲れないのか
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。沈まないから、座ったまま姿勢を変えられる。だから立ち上がらずに済むんですよね。
やわらかい座面って、腰かけた瞬間はたしかに気持ちいいんです。ただ体が沈み込むと、お尻の位置がそこで固定されます。姿勢を変えようとするたびに、沈んだ穴から出る動作が要る。前の椅子で座り直すたびに感じていたモヤモヤは、たぶんこれでした。
硬めだと逆です。座ったまま重心を前や後ろにずらせます。ボクは7〜8時間のあいだ、たぶん何十回も座り直しています。無意識にやっているので気づいていませんでしたが、それができるから同じ場所に居続けられるんだなと。
誤解のないように書いておくと、ボクはやわらかい派なんです。むしろ沈むほうが好きで、そのためにYogibo Maxまで買っています。だから「硬い座面がいいですよ」なんて、本当は言いたくないんですよ(笑)。
それでも作業椅子だけは逆でした。ソファは「沈んで動けなくなる」のが気持ちよさ。作業椅子は「沈まないから動ける」のが疲れにくさ。同じ座る道具なのに、求めているものが正反対なんですよね。
やわらかいのが好きなボクが言っているので、たぶん間違いないです。
ちなみに、その沈むほうのYogibo Maxがどうなったかはこちらです。2年でへたって、いまは作業部屋にいます。

中身の話もしておきますね。Overtureの座面には厚さ10cmの高反発モールドウレタンが入っています。一般的なゲーミングチェアの約1.2倍の密度というのは正規代理店テックウインドの製品ページにある表現で、何と比べた1.2倍かまでは書かれていません。
数字だけ見てもピンと来ないので、前の椅子と並べて撮りました。

前の椅子はメッシュでした。通気性がよくて、買った当時は満足していたんです。ただメッシュって、ピンと張った布の上に座っている状態なんですよね。クッションの厚みがないので、体の重さがいちばん出っぱっている骨のところに集まります。
ハンモックを思い浮かべてもらうと近いです。気持ちいいけど、長く乗っているとどこか一点がつらくなってくる、あの感じ。ボクの場合は腰でした。
ちなみにお尻が痛くなる人もけっこう多いみたいです。調べてみたら、長く座るとお尻の骨(坐骨)のまわりに体重が集まって、そこがつらくなるという解説があちこちに出てきました。腰よりお尻に来る人のほうが多いくらいかもしれません。「腰は平気だからボクには関係ないな」と思っている方も、いちど自分のつらい場所を確かめてみてください。

※ 座り心地や体の感じ方には個人差があります。痛みが続くようなら専門の方に診てもらってくださいね。ここに書いているのは、あくまでボク一人の体感です。
地味に良かったのが、アームレストの高さ調整でした
ここ、買う前はまったく期待していませんでした。腕を置くところの高さを変えられるの、地味に良い点でした!
いちばん効くのはマウスを使っているときです。肘がアームレストに乗っかっているので、腕を宙に浮かせなくていい。腕の重さを肩と首で支えるか、アームレストに預けるかの差なんですけど、7〜8時間だとこれがじわじわ出ます。
合わせ方は単純で、肩の力が抜けて、肘が自然に乗る高さにするだけ。高すぎると肩がすくみますし、低すぎると前かがみになります。
数字でいうと、アームレストの高さは床から59.5〜73.5cmの範囲で動きます(座面の高さ34〜41.5cmと合わせた数字です)。机の高さとセットで決めるのがコツですね。
「アームレストなんて要らない」と思っている方こそ、いちど高さを合わせてみてほしいです。
「あぁー疲れたぁー」で倒したとき、頭を受け止めてくれるやつ
もうひとつ、レビューであまり触れられていないのに効いているのがヘッドレストです。背もたれのてっぺんについている、AKRACINGのロゴが入った枕みたいなクッション。あれが正式名称そのまま「ヘッドレスト」なんですね。
効くのは、作業の合間に「あぁー、疲れたぁー」って体を後ろに倒したとき。あの瞬間に、首と頭をまるごと受け止めてくれます。
地味なようで、けっこう大事なんですよ。頭って重いんですよね。背もたれだけの椅子だと、倒した先に何もないので首が置いてけぼりになります。前の椅子には、そもそも頭が届く高さの背もたれがありませんでした(上の写真の左です)。
Overtureにはヘッドレスト(頭・首用)とランバーサポート(腰用)が最初から付いてきます。どちらも着脱式のクッションで、要らなければ外せますし、位置もずらせます。ヘッドレストはクリップ、ランバーサポートはベルトで留める仕組みですね。
合わないなと感じたら、まず高さを疑ってみてください。高すぎると首が押されて、逆に疲れます。ボクも何度かずらして、いまの位置で落ち着きました。
ひとつだけ先に言っておくと、4年使った方のレビューに「ヘッドレストの表面が剥がれてきた」という話がありました。ボクの1,352日ではまだ出ていませんが、いちばん髪と肌が当たる場所ではあるので、頭に入れておくといいと思います。
1,352日でいくら払って、どこが壊れたか
壊れたところは、ありません。1日37円の中身を並べますね。
| 心配される場所 | 1,352日後の状態 |
|---|---|
| 座面のへたり | 沈んでいません。買った当時と同じ高さで座れています |
| PUレザーの破れ・ひび割れ | ありません |
| ガスシリンダー(高さを支える部品) | 下がりません。座っている最中に沈む症状は出ていません |
| キャスター・アームレスト | 異音なし。ぐらつきなし |
「座面交換」が検索候補のトップに出てくる理由
この椅子を検索している人が何を心配しているのか調べてみたら、Googleの検索候補の1番目が「AKRacing Overture 座面交換」でした。「座面ボロボロ」「座面パーツ」も並んでいます。みんな、へたりと表面の劣化を気にしているんですね。
で、調べていて「へえ!」と思ったのがここです。
AKRacingの公式直販ストアに、Overture専用の交換用「座面パーツ」が18,700円で売っています。座面だけを丸ごと取り替える部品ですね。
ほかにもキャスター6,050円、ガスシリンダー5,500円、五本足ベースのキット7,040円と、消耗しそうなところは一通り部品で買えるようになっています。
これ、5万円を出すかどうかの判断ではけっこう大きいと思っていて。何年か先にへたっても、そこだけ18,700円で戻せるということですから。安い椅子が2年でぺたんこになったら、もう捨てるしかないんですよね。
ボクの1,352日ぶんの答えは「まだ替えていない」です。そして替える日が来ても、椅子ごとではなく座面だけで済む。ここが分かっただけで、ボクはかなり気が楽になりました。
ひとつ添えておくと、座っていたのは今より重いボクです。買った2022年の年末はジム通いに挫折したあとで、体重はじわじわ増えている真っ最中でした。いちばん重かったのが2025年8月の85.1kg。つまりこの椅子は、その重さも3年ぶん受け止めたうえで沈んでいないことになります(ちなみに耐荷重は150kgです)。
そのうえで書くと、前の1万円の椅子は2年経つ前に座面がぺたんこになっていました。1万円の椅子を2年ごとに買い替えるのと、5万円を1回払うのと、どちらが得か。ボクはこちらでよかったなと思っています。
「5年保証」は、どこが5年なのか
ここ、買う前のボクは完全に誤解していました。5年保証といっても、全部が5年ではありません。公式の保証規定を読むと、部位で3段に分かれています。
| 部位 | 保証期間 | ボクの場合(1,352日=3年8ヶ月) |
|---|---|---|
| フレームほか構造部・リクライニングほか機構部 | 5年 | あと1年4ヶ月あります |
| 昇降機構(ガスシリンダー系) | 2年 | もう切れています |
| 張地(レザー)の摩耗・劣化 | 2年 | もう切れています |
つまりボクは、張地と昇降まわりの保証が切れた状態で1年8ヶ月ぶん座り続けて、それでも何も起きていないということになります。書きながら気づいたんですけど、こっちのほうが保証の年数より安心材料かもしれません。
そして万一そこが壊れても、さっきの部品売りがあります。この2つはセットで見ておくと、5万円の見え方が変わると思います。

👉 ボクが1,352日座っているのは、これです
買う前に越える壁は、28kgの箱ひとつだけです
この椅子でつまずく可能性があるのは、性能ではなく届いた日の1時間です。ここだけ先に、数字で潰しておきますね。

本体25kg、梱包込みで28kg。箱は88×68×38cmです。米袋なら1袋ぶん、小学校低学年の子どもくらいの重さだと思ってください。
これ、気にしているのはボクだけかなと思って調べたら、けっこうみんな気にしていました。Googleの検索候補に「ゲーミングチェア 重さ」「重い」「重すぎる」が並んでいます。ちゃんと不安になるところなんですね。
- エレベーターのない2階以上。階段だけは、どうやっても持ち上げることになります
- 廊下や曲がり角が狭い。88cmの箱が回せるか、メジャーで測っておくと安心です
- その日、家に自分ひとり。誰かいれば、持ち上げる場面は一瞬で終わります
3つとも当てはまるなら、受け取る日を家族がいる日に指定するだけで解決します。箱のままで動かしづらければ、その場で開けてパーツごとに運んでしまうのもアリですね。
組み立ては一人で30〜40分。工具も手袋も箱に入っています

ボクは一人で30〜40分でした。買い足すものはありません。公式マニュアルの内容物リストには、六角レンチ(大小1本ずつ)と組立用手袋まで入っています。これ、書きながら調べて初めて知りました。手袋なんて入っていた記憶がまったくなかったんですけど……ちゃんと入っていたみたいです(笑)。
作業の中身は全11ステップ。やることはほぼネジ留めです。ふだんIKEAやニトリの組み立て家具を自分で組んでいる方なら、手順そのもので詰まることはまずないと思います。説明書も日本語で、写真つきでした。
ひとつだけ、公式マニュアルに書いてあってボクが守らなかったことがあります。
「組立作業はできる限り2名で行うことをお勧めします」。冒頭にちゃんと書いてありました。難しいからではなく、重いパーツを支えながらネジを回す場面があるからですね。
実際、力が要るのは背もたれと座面をつなぐところ(STEP1〜3)だけです。コツは、4ヶ所ぜんぶをワッシャーごと仮止めしてから、1ヶ所ずつしっかり締めること。片側から本締めすると、もう片方の穴が合わなくなります。逆に言えば、難所はここだけでした。
あとは五本足にキャスターを5個押し込んで、ガスシリンダーを差して、ヘッドレストとランバーサポートを留めて終わりです。
AKRacingの公式直販ストアには、組み立て済みで届くオプションがあります。注文画面のプルダウンで選ぶ方式で、組立手数料+送料で10,000円(税別・北海道と沖縄以外)、納期は約2週間です。
ただ、ここは調べてみて見方が変わりました。お届けは軒先渡しで、階上への荷揚げには対応していません。しかも組み立て済みの箱は90×70×136cmと、未組立の箱よりずっと大きくなります。
つまり消えるのは「組み立ての30〜40分」であって、「運ぶ場面」ではないんですよね。むしろ玄関から部屋までの間口が狭い家だと、こっちのほうが大変かもしれません。
なので組み立て作業そのものがどうしても苦手という方は、検討する価値あり。重い物を運ぶのが不安という理由なら、これは解決策になりません。ボクは自分で組みましたし、当時これを知っていても自分で組んでいたと思います。

買う前に気になるかもしれない、4つのこと
ここまで良いところばかり書いてきたので、3年8ヶ月で引っかかったところも全部出しますね。買う前に知っておけば、「あれ?」となる場面が消えると思います。
180度倒れますが、ボクは倒しません
カタログの目玉が180度リクライニングです。ぺたんこに倒れます。で、ボクは使っていません。倒しきると背面が硬く感じて、好みではなかったんですよね。
じゃあ何もしないのかというと、そうではなくて。浅く倒して、脚を伸ばして、足先を無印良品の頑丈収納ボックス(小)の上に載せます。作業部屋の床に置いてあるやつです。
これをやるのは、AIに長めの作業を投げて待っている数分と、単純に疲れたときですね。7〜8時間こもれるのは、この「浅く倒して足を上げる姿勢」が途中に挟まっているからだと思っています。倒しきる角度より、途中で好きに止められることのほうが大事でした。
ちなみにAKRacingからは専用のオットマン(足置き)が18,700円で出ています。椅子と同じデザインで高さも合うので、これを使えばもっと楽なんだと思います。ボクも一瞬考えたんですけど、作業部屋にもう一台置く場所がなかったので収納ボックスで代用しました(笑)。しかも本田翼さん監修カラーのオットマンまであるんですよね。先に知っていたら、危なかったです。
オットマンを足すつもりなら、椅子を引いた先にもう50cmぶんの空きがあるか、先に測っておいてください。ボクはそこで諦めました。
アームレストは高さだけ。前後には動きません
さっき「アームレストが効いた」と書きましたが、Overtureが調整できるのは高さだけです。前後にスライドさせたり、角度を内側に振ったりはできません。
上位モデルには4方向に動くタイプがありますし、公式オプションで4Dアームレスト(10,890円)も売っています。ボクは高さだけで足りましたが、キーボードとマウスの置き方に強いこだわりがある方は、そこだけ確認しておいてください。
PUレザーなので、夏はメッシュに負けます
張り地はPUレザーです。通気性は、前のメッシュチェアのほうが上でした。夏に長時間座っていると、背中は蒸れます。ボクはエアコンの効いた部屋なので許容範囲ですけど、ここは正直にデメリットですね。
逆にメリットもあって、拭けます。飲みものをこぼしても、サッとやれば終わり。布だとこうはいきません。そして3年8ヶ月でひび割れが出ていないので、思ったより丈夫な素材でした。
夏に長く座る予定なら、エアコンの効く部屋に置けるかどうかを先に決めてください。ここだけは椅子の性能では解決しない部分です。
たぶん向いていないのは、この3タイプです
- 小柄な方。理由は「高さ」ではありません。座面は34cmまで下がるので、足はしっかり床に着きます。合わないのは座面の奥行き52.5cmのほうで、こればかりは調整できないんですよね。深く座ると背もたれに背中が届かず、浅く座ると太ももが支えられない。150cm台の方は、小柄な人向けをうたっている椅子から探すほうが早いと思います
- やわらかい座り心地がほしい方。この椅子の良さは硬さから来ているので、ここは正面からぶつかります。求めているものが違うだけで、どちらが正しいという話ではありません
- 机に向かうのが1日1時間くらいの方。差が出る前に立ち上がってしまうので、まずは今の椅子にクッションを1枚で十分だと思います。それでもつらいままなら、そのときが椅子ごと替えるタイミングですね
椅子で増えるのは、やる気ではなく座っていられる時間です
最後に、いちばん誤解されやすいところを。
冒頭に書いたとおり、ボクがこの椅子を買った理由のひとつは「ブログを書くモチベーションを上げたかったから」でした。いい椅子を置けば、机に向かうんじゃないかと思っていたんです。
で、まったく上がりませんでした。
椅子が来てからも、ブログは止まったままです。当時のボクの作業部屋がどうなっていたかは、こちらの記事に書きました。掃除機をかけに行っても、その部屋だけ埃が少なかったという話です。埃が積もらないのは、ボクがその部屋に入っていない証拠でした。

動き出したのは2026年の3月です。変わったのは道具ではなく、「何を書くか」を決める仕組みができたことでした。
じゃあ椅子は無駄だったのか。それが、そうでもないんですよね。やる気が出たあとに、それを支えたのがこの椅子でした。増えたのは意欲ではなく、意欲が続いているあいだ座っていられる時間のほうです。7〜8時間こもれるのは、そういうことだと思っています。
もうひとつ、この椅子が1,352日生き残った理由を挙げるなら、置き場所が机の前だったからです。ボクは高い道具を眠らせた経験が何度もあるんですけど、死ぬときはたいてい「使う場所に置いていない」が原因でした。椅子は最初から机の前にあるので、そもそも眠りようがなかったんですよね。
よくある質問
- ゲーミングチェアは座面が硬いと聞きますが、逆に疲れませんか?
-
ボクの1,352日では逆でした。硬めだと体が沈み込まないので、座ったまま重心を前後にずらせます。姿勢を変えられるから、同じ場所に座り続けられるという感覚です。休日の前日は夜21時から明け方まで、7〜8時間ほぼ動かずに作業しています。やわらかい座り心地そのものが好きな方には向きませんが、長時間座る目的なら硬めのほうが機能します。
- AKRacing Overtureの座面はへたりますか?交換はできますか?
-
1,352日(3年8ヶ月)使って、まだ沈んでいません。座面には厚さ10cmの高反発モールドウレタンが入っていて、正規代理店の説明では一般的なゲーミングチェアの約1.2倍の密度だそうです。そしてへたった場合も、AKRacing公式直販ストアにOverture専用の交換用座面パーツが18,700円で用意されています。椅子ごと買い替えなくても、座面だけ戻せます。
- AKRacingの5年保証は、全部の部品が5年ですか?
-
いいえ、部位で分かれています。公式の保証規定では、フレームほか構造部とリクライニングほか機構部が5年、昇降機構が2年、張地(レザー)の摩耗・劣化が2年です。ボクは購入から3年8ヶ月なので、5年のところだけが残っていて、あとの2つはすでに切れています。その状態で1年8ヶ月ぶん座り続けていますが、いまのところ不具合は出ていません。
- 組み立ては一人でできますか?何分かかりますか?
-
ボクは一人で30〜40分でした。ただし公式マニュアルには「組立作業はできる限り2名で行うことをお勧めします」と書かれています。難しいからではなく、重いパーツを支えながらネジを回す場面があるからです。工程は全11ステップで、内容はほぼネジ留め。六角レンチ(大小1本ずつ)と組立用手袋も同梱されているので、買い足すものはありません。力が要るのは背もたれと座面をつなぐ工程だけで、4ヶ所すべてを仮止めしてから1ヶ所ずつ締めるのがコツです。
- 28kgの箱は、一人で運べますか?
-
本体25kg・梱包込み28kg、箱は88×68×38cmです。注意が必要なのは「エレベーターのない2階以上」「廊下や曲がり角が狭い」「その日ひとり」の3つが重なるときです。重なる場合は、受け取り日を家族がいる日に指定するか、その場で箱を開けてパーツごとに運ぶと解決します。なお公式の組み立て済みオプションは軒先渡しで階上への荷揚げには対応していないため、運ぶ不安の解決にはなりません。
- ヘッドレストやランバーサポートは付いていますか?
-
どちらも最初から付属しています。ヘッドレスト(頭・首用)はクリップ留め、ランバーサポート(腰用)はベルト留めで、どちらも着脱式なので外すことも位置をずらすこともできます。ボクがいちばん効くと感じるのは、作業の合間に体を後ろに倒したときに頭と首を受け止めてくれる場面です。合わないと感じたら、まず高さを調整してみてください。高すぎると首が押されて逆に疲れます。
- 5万円の椅子は高くないですか?
-
ボクは49,764円で買って1,352日使っているので、1日あたり37円です。公式直販ストアの55,440円より安く買えた計算になります。前に使っていた1万円のメッシュチェアは2年経つ前に座面がぺたんこになって捨てましたが、こちらは座面だけを18,700円で交換できます。ただし1日に座る時間が2時間を超えない方は、差が出る前に立ち上がるので急ぐ必要はありません。
まとめ|買うのは椅子ではなく、座っていられる時間です
もう一度だけ。疲れない理由は、やわらかさではなく沈まないことでした。沈まないから座ったまま姿勢を変えられて、だから立ち上がらずに済みます。
数字でまとめますね。49,764円を1,352日で割って1日37円。座面のへたりゼロ、破れゼロ。へたったとしても、座面だけ18,700円で戻せます。そして休日の前の日は、21時から明け方まで7〜8時間、ここから動きません。
今日できることを、ひとつ置いておきますね。今の椅子で、1日に何時間座っているかを3日だけ数えてみてください。2時間を超えているなら、あなたが買うのは椅子ではなく「座っていられる時間」です。
👉 1日37円で、7〜8時間こもれるようになった椅子です
次の一歩
作業椅子ではなく「休むための椅子」を探している方は、こちらが答えになるかもしれません。屋外用に買って、結局リビングで5年使っている椅子の話です。

道具にお金を出すかどうかで迷ったときの、ボクの考え方はこちらに書きました。

ボクは40代の再起を、試したことも失敗も含めてX(@youkan0302)で毎日ぽつぽつ書いています。同じように「もう一回やろう」と思っている人は、よかったらのぞいてみてください。
