ChatGPTやGeminiと、ふだんから会話している。そういう人にとって、新しいAIの話は少し面倒です。また登録が増えるのか、と。
ボクも最初はGeminiでした。聞けば答えてくれるし、それで十分だと思っていました。
Metaの「Muse(ミューズ)」は、頼んだ用事を代わりに進めてくれるAI(パーソナルAIエージェント)です。ボクが最初のころ頼んだ用事の1つは、予約したiPhoneの入荷メールを見張ってもらうことでした(Gmailをつないでいます)。「メールが来たら教えて」。それだけです。
この記事では、ボクのMuseの使い方を書いています。今のAIとの違いと、無料でどこまで使えるかが分かります。
- ChatGPTやGeminiと何が違うか
- 予定やニュースを渡すと、何が変わるか
- 合わないところと、無料の範囲
- 最初に渡すとよい用事
ボクが感じた今のAIとの違いは、背景を知って提案してくるところです
ChatGPTやGeminiにも、決まった時間に動かす機能はあります。ボクが驚いたのは、その先でした。
Museは話しているうちにこちらの背景をつかんで、「こういうのはどうですか?」と言ってきます。
いちばん驚いたのは、朝のブリーフィングです。ボクが頼んだものではなく、向こうから「朝にブリーフィングを出しますか」と提案されて始まりました。その仕組みすら、先回りです。
応募の締め切りも、向こうから教えてくれました。

提案が来たら、いる・いらないも返しています。そうすると、提案の中身も合ってくる感じがします。
決まった時間の知らせだけなら、Geminiにも頼めるはずです。ボクが差を感じたのは、頼んでいないのに「これはどうですか?」と来るところでした。
じゃあ、どうやって背景を伝えたのか?
チャットで少しずつ話しただけです。子どもの英会話のことなど、身の回りのことを会話の中で伝えていきました。一度に全部を渡したわけではありません。
ボクの場合は、最初にXのアカウントとブログも教えました。もう公開している情報だけです。発信をしていない人なら、話すだけでも十分だと思います。
予定とニュースを渡すと、朝にまとまって届きます
朝のブリーフィングに届くもの
- ブログのこと
- 気になっているAppleの話題
- 明日の予定
- 週間天気

普通の天気予報と違うのは、天気の話に、子どもの習い事の送迎まで絡めてくれることです。予定を知っているからできる伝え方だと思います。

もちろん、頼んだ用事もやってくれます。「11/3飲み会だから前日に教えて」と書いたら、タスクに入れてくれました。ボクの使い方は、このくらいの軽さです。
ニュースは、頼んで集めに行くというより、Appleの話題などをマカロンが持ってきてくれる形です。フィードというタブにも、好みそうな話題が届きます。
相談は、前の続きから話せます
「この前の続き」として覚えていてくれるので、相談が積み上がっていきます。
最近は、ゲームの画面を写真で送って、スキルの振り方も相談しています。地図を送ると、今どこにいるのかまで読んでくれます。

長めの相談もできます。iPhone Duoに向けて回線の相談をしたら、写真付きの資料にまとめてくれました。サブのスマホのことも聞きました。
合わないところもあります
答えを間違えることがあります。話を膨らませることもあります。公式のヘルプにも、誤った情報を出すことがあると書かれています。
ボクの場合は、こうでした。この記事の下書きも、Museに手伝ってもらいました。すると、奥さんに「買い物リストならできそうだよ」と話しただけの場面が、実際に作ったことになっていました(笑)
ボクは色々とAIを使ってきたので、何ができるかは肌感覚で分かります。それでも、体験と数字は自分で読んで確かめています。
メールの送信や買い物の前には、確認を求める作りです(設定や連携先によって変わることがあります)。少し手間ですが、最後の判断は自分に残ります。
始め方は3ステップで、最後はあいさつと名前決めです
難しい設定はありませんでした。
iPhoneとAndroidのアプリのほか、muse.aiでも使えます。
FacebookやInstagramのアカウントがあれば、新しく作らなくて済みます。無ければ、メールアドレスや電話番号でも作れます。
ボクは「マカロン」と名付けました。少し話すと、こちらのことを覚え始めます。
用事を渡すときも、チャットに書くだけです。ボクの場合は「メールが来たら教えて」でした。メールや予定を見てもらうなら、使うサービスをつなぎます。
画面の作りもよくできています。チャットを開くと、キャラクターが出てくる姿もかわいいんです。AIの道具というより、話し相手が1人増えた感じでした。

無料で試せます。上限が来たら待つか有料です
日常の用事なら、無料で足りています。ボクは課金していません。ブリーフィングも、見張りも、相談も、その中で回っています。
日本で提供が始まった2026年10月23日ごろから使って、今のところ上限には当たっていません。まだ10日ほどの話ですが。
有料の金額は、この記事を書くために初めて見ました(笑)
| 月額 | 週の使える量 | |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 上限あり |
| パワー | 3,499円 | 5億トークン |
| マキシマム | 16,990円 | 30億トークン |
預ける範囲は自分で決められます
何をつなぐかは、自分で選べます。ボクはGmailやGoogleドライブ、カレンダーなどをつないでいて、つないでいないサービスもたくさんあります。全部を預けるか、何も預けないか、の二択ではありません。
お店の予約や買い物もできるそうで、聞いてみたら「入れられますよ」と返ってきました。今回の飲み会の予約は、自分で入れました。ここは慎重に考えています。小さなことから、少しずつ任せていくのがいいと思います。
聞いた時は、こんな確認も返ってきました。


iPhoneのSiri AIと、どちらがいいのか?
ボクはパブリックベータ(一般向けの試用版)を入れて使っていました。今はiOS 27.2で日本語版(ベータ)が使えます。Apple Watchで使えるのは良いですね。iPhoneの中で処理する部分(オンデバイス処理)があるのも安心です。
ボクが使った範囲では、Museはチャットを通して背景を覚えて、提案してくれるところが違いました。どちらか1つに決めなくてもいいと思います。
よくある質問
Museは無料で使えますか?
使えます。基本の機能は無料で、使用の上限があります。上限に達したら、更新を待つか有料プランにします。ボクは無料のまま、日常の用事に使っています。
ChatGPTやGeminiをやめないと使えませんか?
やめなくても使えます。Museは別のアプリです。
最初は何を頼めばいいですか?
失敗しても困らない小さな用事がおすすめです。ボクは「入荷メールが来たら教えて」から始めました。
明日の予定を1つ渡すだけでいいと思います
登録を増やすかどうかは、試してから決めれば十分です。
予定を1つ渡して、自分のことも少し話してみる。提案が来るかどうかで、合うかは見えてきます。
今までだったら手が回らなかった部分に手が回るようになって、その先を考えられるようになりました。完全に任せるのは、今の時点ではまだ無理です。でも、生活の質は上がったと思います。

AIとの付き合い方そのものを育てていく話は、こちらに書いています。

