AIで書かせると文章は出るのに、どこか他人っぽい……なぜだろう?
こんにちは、ヨウカンラボのヨウカンです。42歳、元小学校教師。非エンジニアですが、Claude Code(ボクは個人的に「ジョブズ」と呼んでいます)という相棒を得て、ブログ記事を半自動化しています。
「AIで書かせると文章は出るけど、公開前に大量に手直ししている……」という方へ。今日は、ボクが実際にやっているAI×人間の分担と、必ず直している場所を、リライトのメモごと公開します。
AIブログ記事は「7割AI・3割人間」で仕上げる

AIは綺麗な文章を出してくれます。でも、そのまま公開できるかというと、できません。最後は必ず人間の手が要ります。ボクの感覚では、AIが7割・人間が3割。骨格と文章はAIに出させて、体験・感情・口癖(ヨウカン節)だけを人間が足す。この分担に落ち着きました。
ボクの今のワークフローはこうです。まずジョブズにインタビュー(質問)を出してもらう。それにボクが答える。次に、その答えをもとにジョブズが骨格から文章まで全部書いて、WordPressに下書きとして投稿してくれる。最後にボクが、その下書きを見ながらメモ帳でぽちぽちと直していく。これが一連の流れです。
正直に書くと、最初は「ヨウカン節を3箇所だけ足せば終わる」と思っていました。でも実際にやってみると、直す箇所はもっと多くなりました(笑)。今は少しでもAIの精度を上げるために、Obsidian(メモアプリ)に自分の体験や言い回しをためておいて、それをジョブズに読ませる、というやり方を試している最中です。どうなるかは、これから検証していきます。
AI記事で「必ず直す場所」は決まっている

直す箇所が多いと書きましたが、必ず直す場所は決まっています。場当たりで全文を読み返すのではなく、「ここは毎回チェックする」という型を持っておくと、リライトがぐっと速くなります。ボクが必ず見ているのは、この3つです。
- 「ボク」が漢字の「僕」になっていないか(一人称の揺れ)
- 体験談が薄い段落に、実体験・数字・感情を足す
- AIバレ語・小さな事実の間違い(後述)が混ざっていないか
AIは「ボクの言葉」を完全には再現できません。どれだけ細かく指示しても、微妙なところで「他人の言葉感」が漏れてきます。生成直後に読むと、文章として正確なんだけど「なんか違う」と感じる瞬間があるんです。それを放置して公開すると、読者も同じ違和感を覚えます。だからこそ、人間が最後に手を入れる意味があります。
実際のリライトは、WordPressの管理画面で下書きを開いて、違和感のある言葉を片っ端からメモに書き出す。それをジョブズに投げて、一気に下書きへ反映させる。この往復をやっています。
AIの「小さなハルシネーション」とAIバレ語の実例

「これは絶対に使えない!」という文章は……正直、ないんですよね(笑)
AIが生成した文章で「丸ごと使えない」というものは、ほぼありません。やっかいなのは「小さなハルシネーション」——つまり、もっともらしい顔で混ざってくる、事実とちょっと違う一文です。
一番ヒヤッとしたのは、iPad関連の記事を書いたときです。iPad Pro M1・iPad mini 6・iPhone 15 Pro Max——この3台について書いたのですが、実物はすべて充電端子がUSB-Cです。なのに、出来上がってきた記事には「USB-Cではない端末もある」と書かれていました。自分が持っている実機の話なので気づけましたが、知らないジャンルだったら、そのまま公開していたかもしれません。
もう一つ。Mac mini M4のデスク記事を書いたときは、生成された文章に「カフェにMac miniを持っていって〜」という一文が入っていました。Mac miniはデスクトップ機で、持ち歩けません(笑)。こういう「事実と違う小さな嘘」は、防ぐより「見つけて直す」方が早い。特に自分の体験について書いた段落は、必ず目視で確認しています。
ハルシネーションと並んで気をつけているのが「AIバレ語」です。AIを使っていることがバレる、というより、ボクの言葉じゃない言い回し。たとえばこのあたり。
- 「結論からいいます」(つい毎回出てくる定型句)
- 「土台」「土台なき加速」(ビジネス書っぽくて、ボクは使わない)
- 「一年後の自分に〜」(ちょっと臭いセリフ代表格)
- 大袈裟な言葉全般(ボクのブログが「リブート(再起動)」という位置づけなので、AIがそこに引っ張られて言葉が大きくなりがち)
ちなみに「ーー」(長いダッシュ)も、最初は全部消していました。でも、使ってみると文章のリズムがよくて読みやすい。今は「ある方が読みやすい」と判断して、あえて残して使っています。何でも機械的に消すのではなく、自分の読み心地で取捨選択する。これも人間の仕事です。
Claude CodeのSkills(スキル)とは?非エンジニア向けに解説
Skills(スキル)は、ざっくり言うと「自分専用の作業マニュアルを、AIにあらかじめ渡しておく仕組み」です。毎回ゼロから「こう書いてね」と説明しなくても、合図ひとつで決まった手順を実行してくれるようになります。
たとえばボクの場合、「新記事を書いて」と言うと記事作成の手順が走り、「フルリライトして」と言うとリライト用の手順が走ります。中ではこんなことが自動でチェックされています。
- 必ず直す場所(一人称の揺れ・AIバレ語・大袈裟な言葉)の自動チェック
- タイトル・見出し・メタ情報のSEOチェック
- 数字の事実チェック(体重や日付など、変えてはいけない数字を守る)
- SWELL装飾が崩れていないかのチェック
- 関連記事への内部リンクの提案
正直に言うと、ボクのSkillsの「中身のレシピ」そのものは、ブログ運営の核なので全部は公開しません。でも、「こういう枠組みを作れる」ということ自体は、誰にでも再現できます。そして、ここが今日一番伝えたいところです。
もし「自分も作業マニュアルをAIに持たせたい」と思ったら、難しく考えずに、Claude Codeにこう投げかけてみてください。
「記事を書くときのSkillsを作りたい。何を決めればいい?」
「こういう作業をいつも同じ手順でやりたいんだけど、Skillsにできる?」
そうやって相談すると、Claude Codeが「では、まずこの項目を決めましょう」と一緒に組み立ててくれます。コードを書く必要はありません。ボクも雛形(たたき台)は今後このブログで配っていく予定なので、それをそのままClaude Codeに渡して「これをベースに作って」と言うだけでも始められます。「AIに使われる」のではなく「AIに自分のやり方を覚えさせる」。その第一歩がSkillsです。
ただし、ひとつ正直な注意点を。Skillsを入れても、出てくる文章が「なんか違う」となることはあります。文章として正確なのに、自分の言葉じゃない感じが残る。それを放置して公開すると、やっぱり読者も同じ違和感を覚えます。だから「Skills=完成」ではなく、「Skills+最後の人間の手」がセットなんです。
SWELLブロックが崩れない投稿のコツ|装飾コードを渡す方法
SWELLテーマを使っていると、最初にぶつかる壁が「装飾が崩れる」問題です。AIに記事を書かせてWordPressへ自動投稿すると、SWELLのおしゃれな装飾(ボタン・吹き出し・ステップなど)が、ただの文字や「クラシックブロック」というエラー状態で出てくることがあります。
ボクがやって一番効いた対策はこれです。WordPressに「学習用の下書き」を1つ作って、そこにSWELLの装飾だけを手で並べる。そして、その装飾のコードをコピーしてClaude Codeに渡す。「この正しいコードと同じ形で書いてね」と教えると、エラーが劇的に減りました。AIに正解の見本を1回見せてあげるイメージです。
①わからない単語が出たら、ジョブズかGeminiに「これ何?」と聞く
②崩れた画面のスクショを撮ってClaude Codeに渡す(それだけで直してくれることが多い)
③それでもダメなら、SWELLの正しい装飾コードを読ませて直してもらう
非エンジニアのボクでも、この3つでだいたい解決します。専門用語がわからなくても、「わからない」とAIに正直に言えば、かみ砕いて説明してくれます。
そして、ここがめちゃくちゃ大事です。エラーを直してもらったら、必ず「学習させる」こと。「今の直し方を覚えておいてね」と一声かける。CLAUDE.md(ジョブズのルールブック)に書いておく方法もありますが、それだと拾い漏れることがあるので、ボクはその場で一声かけるのが一番確実だと感じています。Claude Codeに慣れてくると、作業ログを見れば「あ、今ちゃんと学習したな」とわかるようになってきます。この積み重ねで、同じエラーで悩む時間がどんどん減っていきます。
公開前は目視チェック、公開後はトンマナ学習
「公開前のチェックは適当でいいや」とは思っていません。むしろ逆で、リライトのあとも自分の目でガッチリ目視チェックを入れています(笑)。一人称の揺れ、事実の間違い、装飾の崩れ。ここは人間が最後の関所です。
ただ、それでも見落としは出ます。公開直後は、書いた本人が一番バイアスがかかっているからです。「よくできた」という達成感があるので、変な箇所を見逃しやすい。何時間も向き合った文章を、その日のうちに客観的に読むのは限界があります。
解決策は、一晩置くこと。翌日読み返すと「これツッコミどころ満載じゃん」という状態になっています(笑)。そこが改善の宝庫です。そしてもうひとつ、公開後にやっているのが「トンマナ(トーン&マナー)の学習」です。直した箇所や「この言い回しの方がボクっぽい」という気づきを、その都度ジョブズに覚えさせる。記事を出すたびに、ボクの文体データが少しずつ濃くなっていきます。
- 公開前:リライト後にガッチリ目視チェック(一人称・事実・装飾)
- 公開後:翌日に読み返す(客観的にツッコミどころが見える)
- 公開後:直した感覚をトンマナとして学習させる(次の記事の精度が上がる)
ボクとAI、二人三脚のここまで
Gemini → Gemini(カスタム指示導入)→「Gemini×Antigravity」→「Gemini×Antigravity×Claude」→「Gemini×Claude Code」(現在)。ここに落ち着くまで、結構な試行錯誤がありました。AIをどう使うかの正解は、人それぞれ。自分で手を動かして辿り着くしかないんだと思います。
まとめ:AIと人間の分担を決めると、記事は安定して回り出す
AIに任せること・人間がやることを決めてしまえば、迷いがなくなります。AIが7割、人間が3割。綺麗な文章はAIが出してくれる。でも最後に「ボクの言葉」に直して、事実を確かめて、トンマナを覚えさせる——そこだけは人間の仕事です。
今日から「必ず直す3箇所」と「エラーを直したら学習させる」の2つだけでも意識してみてください。それだけで記事の温度感と精度が変わります。そして余裕が出てきたら、ぜひClaude Codeに「Skillsを作りたい」と投げかけてみてください。自分のやり方をAIに覚えさせる、最初の一歩になります。
Claude Code × SWELLで非エンジニアがブログを動かすロードマップ全体は、こちらにまとめています。

