こんにちは、ヨウカンラボのヨウカンです😃
この記事は、AirPods Pro 3とAirPods 4のどちらを買うかで止まっている人に向けて書いています。読み終わるころには、1万円の差が何に化けるのかと、自分はどっちなのかが決まっていると思います。
ボクがAirPods Pro 3を買ったのは2026年2月4日で、今日で197日が経ちました。その前はソニーのWF-1000XM3とWH-1000XM4。さらにその前は初代AirPods。一周して戻ってきた形ですね。
先に白状しておくと、ボクは音質を語る言葉を持っていません。高音域がどうとか、解像感がどうとか、書けないんです。
そのかわり、Apple公式の数字と、197日ぶんの実感だけで並べていきますね。ちなみにボクがこれを買って一番変わったのは、音ではなく「夕食後の30分」でした。その話は途中で出てきます。
- 1万円の差が、いちばんはっきり出る場所(音ではありませんでした)
- 3モデルの違いと、いまの価格(Apple公式の表で並べます)
- ノイズキャンセリングが、実際どこまで消してくれるのか(7年前のソニーと比べます)
- みんながオフにする「ステレオを空間化」を、オンで使っている話
- Apple Musicに出る「ロスレス」表示の正体
- 買わないほうがいい人と、買っていい人の分かれ道
1万円で増えるのは音ではなく、「1回で聴き切れる時間」でした
AirPods 4のノイズキャンセリング搭載モデルが32,800円、AirPods Pro 3が42,800円。差は1万円です。その1万円がいちばん分かりやすく形になるのは、ここでした。
| ノイズキャンセリングをオンにして | AirPods 4 ANC搭載 32,800円 | AirPods Pro 3 42,800円 |
|---|---|---|
| 本体だけで聴ける時間 | 最大4時間 | 最大8時間 |
| ケースに戻しながら使った合計 | 最大20時間 | 最大24時間 |
4時間と8時間。ちょうど2倍です。
ここ、けっこう見落とされているところなんですよね。AirPods 4のカタログにある「5時間」はノイズキャンセリングをオフにしたときの数字で、オンにすると4時間になります(Apple公式の比較ページに書いてあります)。ノイズキャンセリングが欲しくて9,000円足したモデルなのに、オンにする前提の数字は少し小さいわけですね。
音の良し悪しは好みで割れます。ノイズキャンセリングの効きも、感じ方に幅があります。でもこの4時間だけは、誰が使っても4時間なんです。

ただし「充電が面倒になる」という話ではありません
使い終わったらケースに戻す。戻せば勝手に充電されます。ボクも夜にケースへ入れておくだけで、翌朝は満タンです。だから「充電の回数が増えて面倒」という話にはなりません。
効いてくるのは、そこじゃないんです。「1回で聴き切れるか」のほうでした。
| こういう場面 | AirPods 4 ANC(4時間) | AirPods Pro 3(8時間) |
|---|---|---|
| 通勤の往復(1日1時間半) | 足ります | 足ります |
| 仙台→東京の新幹線(片道約1時間半) | 足ります | 足ります |
| 飛行機で4時間以上 | 着く前に切れます | 持ちます |
| 在宅で半日つけっぱなし | 昼過ぎに一度あがります | 夕方まで持ちます |
| 丸一日の外出で充電できない日 | 合計20時間 | 合計24時間 |
つまり、途中で外せる生活なら1万円は浮きます。外せない時間がある生活なら、Pro 3が効いてきます。この一行が、この記事でいちばん言いたいことです。
ちなみに海外の計測サイトSoundGuysが実際に鳴らし続けて測ったところ、Pro 3はノイズキャンセリングをオンにして8時間42分もったそうです。公称の8時間を少し上回っていますね。AirPods 4のほうは同じサイトの計測でノイズ制御オフ時が6時間21分。別のメディア(Macworld)がモードを切り替えながら測ったときは4時間16分だったとのことで、公称の4時間はだいたい正しいという結果でした。
この記事はこう進みます。まず「買わなくていい人」を切ります。そのあとで、通勤で毎日使う人と、壊れて買い替える人に分けて答えを出しますね。
いま使っているものが動いているなら、買わなくて大丈夫です
AirPods Pro 2を使っていて、バッテリーもノイズキャンセリングも困っていないなら、ここで引き返して大丈夫です。理由を数字で並べますね。
Appleは Pro 3 のノイズキャンセリングについて、こう書いています。「AirPods Pro 2と比べて最大2倍」「第1世代のAirPods Proと比べて4倍」。よく見かける「4倍」は初代との比較で、Pro 2からだと2倍という言い方になっています。
2倍。数字だけ見ると大きいのですが、もともと静かなところから、さらに静かになる2倍なんですよね。Pro 2で「うるさくて困る」場面が思い浮かばないなら、その2倍が生活を変えることは、たぶんありません。
Pro 3で新しく増えるのは、心拍数センサーと、イヤーチップのサイズが4種類から5種類になったこと(XXSが増えました)。ヒアリング補助はPro 2にも入っています。
公平に書いておくと、本体の再生時間はPro 2の6時間から8時間へ、防塵・耐水もIP54からIP57へ上がっています(Appleは「前世代より33%長い」と書いています)。この記事は「1回で聴き切れる時間」を柱にしているので、Pro 2の人にだけ黙っているのは不公平ですよね。それでもいま困っていないなら、で構わないと思います。
耳が小さくてイヤーチップが合わなかった人には、XXSが増えたことに意味があります。それ以外なら、いまのを使い切ってからでも遅くないかなと思います。ボクは初代AirPodsをバッテリーがへたるまで3年使いました。壊れてから考えても、間に合いますよ。

どれにいくら出すのか、3モデルをApple公式の表で並べます
Apple公式の比較ページから、差が出ているところだけ抜きました。
| AirPods 4 | AirPods 4 ANC搭載 | AirPods Pro 3 | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 23,800円 | 32,800円 | 42,800円 |
| ノイズキャンセリング | ✕ | ○ | Pro 2比で最大2倍 |
| 外部音取り込み | ✕ | ○ | ○ |
| 空間オーディオ | ○ | ○ | ○ |
| ライブ翻訳 | ✕ | ○ | ○ |
| 心拍数センサー | ✕ | ✕ | ○ |
| ヒアリングチェック・補助 | ✕ | ✕ | ○ |
| 本体だけの再生時間 | 5時間 (ANCなし) | 4時間 (ANCオン) | 8時間 (ANCオン) |
| ケース込みの合計 | 30時間 | 20時間 (ANCオン) | 24時間 |
| 耳への入り方 | イヤーチップなし(開放型) | イヤーチップ5サイズ | |
| 防塵・耐水 | IP54 | IP57 | |
IP54とIP57は、何が違うのか
この2つ、ほこりへの強さは同じで、違うのは水のほうだけです。IPのあとの数字は、1桁目が「ほこり」、2桁目が「水」を表しています。
| IP54(AirPods 4) | IP57(AirPods Pro 3) | |
|---|---|---|
| 1桁目=ほこり | どちらも「5」。粉じんが少し入っても動作に支障が出ない | |
| 2桁目=水 | 4=あらゆる方向からの水しぶきに耐える | 7=水深1mに30分沈めても中に入らない |
| 現実にすると | 汗・小雨は平気。洗面台に落としたらアウト | 汗・雨に加えて、うっかり水没させても助かる可能性がある |
正直、日常でここが効く回数は多くないと思います。ただ「洗面台やトイレに落とす」は、イヤホンの死因としてけっこう上位なんですよね。ボクも初代AirPodsを洗面所で落として、拾い上げてから10秒くらい固まったことがあります(無事でした)。
なお、ここに並べた価格はApple公式ストアの2026年8月20日時点のものです。Amazonなどの実売価格は上下するので、買うときは必ずその日の値段を見てくださいね。
あと、表を見て「心拍数センサーとヒアリング補助が要るかどうか」で決まる人は、もうここで答えが出ていますね。要るならPro 3、要らないならAirPods 4のノイズキャンセリング搭載モデル。以降は、そこで決まらなかった人向けです。
電車で毎日つかうなら、どっちが向いているのか
片道45分の通勤で毎日使うだけなら、AirPods 4のノイズキャンセリング搭載モデルで足ります。1万円は浮かせて大丈夫です。
往復で1日1時間30分。4時間もてば、途中で切れることはありませんよね。ボクがこの条件なら、1万円は浮かせます。
ただ、通勤の人にこそ確認してほしいポイントが、もうひとつあるんです。AirPods 4にはイヤーチップがありません。耳をふさがない形(開放型)なので、圧迫感がないかわりに、遮音は物理的に弱くなります。
| あなたはどっち? | 向いているモデル |
|---|---|
| カナル型で耳が痛くなったことがある/耳栓の感じが苦手 | AirPods 4(開放型)。安いうえに、耳に合っています |
| アナウンスや周りの気配は拾えたほうが安心 | AirPods 4。ふさがないぶん自然に聞こえます |
| ガタンゴトンやエンジン音をしっかり消したい | Pro 3。物理的にふさいだうえで消しにいきます |
耳の形の相性だけは、スペック表からは読めません。ここは自分の過去の失敗に聞くのがいちばん早いですね。カナル型で痛くなった記憶がある人は、そのまま素直にAirPods 4でいいと思います。
👉 「途中で外せる」「耳をふさぎたくない」ならこっちです
ノイズキャンセリングまでは要らない、静かなところで聴くのが中心という人なら、ANCなしのAirPods 4という手もあります。23,800円。9,000円下がります。
👉 静かな場所で聴くのが中心なら、ここまで下げられます
買い替えるなら、1日あたりで見ると景色が変わります
いま使っているイヤホンのバッテリーが持たなくなっているなら、Pro 3で問題ないと思います。この手の買い替えは、先送りしても解決しないんですよね。
ボクは初代AirPodsを2016年12月に16,800円で買って、2019年8月に買い替えました。理由は当時の自分の記録に残っています。バッテリーが劣化してきたから。だいたい3年でした。42,800円を、その3年で割ってみますね。
| 使う年数 | 1日あたり |
|---|---|
| 1年 | 117円 |
| 2年 | 58円 |
| 3年 | 39円 |
3年もてば1日39円。ボク自身は値上げ前の39,800円で買って197日目なので、いまの時点では1日202円です。まだ元は取れていません。2年使えたら合格だと思って買いました。
で、その39円で何が起きるかというと、時間の色が変わります。
皿洗いの15分が、本を1章ぶん聴く時間になる。子どもの習い事の送迎待ちで、車の中に座っている30分が、ラジオでも動画でもない「自分の時間」になる。リビングの端っこで、家族がテレビを見ている横で、記事を1本書き上げられる。
ボクの場合、いちばん効いたのは「夕食後の30分」でした。前は諦めていたんですよ。子どもがトミカを爆走させていて、テレビもついていて、その中で集中するなんて無理だと思っていたので。それが、耳をひとつ変えただけで戻ってきた。
42,800円で買っているのは、イヤホンというより「1日のなかで、自分に戻れる時間」なんだと思います。それが1日39円なら、ボクは安いほうに入れます。
もちろん、この計算は「3年もてば」の上に乗っています。落として無くしたら終わりですし、そこは正直、運ですね。ちなみに2026年7月18日に3,000円値上がりしていて、その値上げぶんは1年で割ると1日8円です。迷っている時間のほうが高くつくかもしれません。
👉 ボクが197日つけているのがこれです
音質を語れないボクが、それでもこれを選んでいる理由
結論だけ書くと、音には満足しています。ただ、その理由を専門的な言葉では説明できません。かわりに、ボクの物差しがどこから来ているのかを書きますね。
ボクは昔、バンドをやっていました。いまも手元に残してあるのは、Bon Jovi と同じTakamine(タカミネ)のエレアコです。
ギブソンのギターを初めて弾いたときのことは、いまだに覚えています。音の広がりというか、うまく言えないんですけど、「おぉー」って声が出たんですよ。あれがボクの基準です。数値ではなく、そのときの「おぉー」。
聴き方も、たぶん少しズレています。歌詞はちゃんと追いますし、気に入った曲は鬼リピするんですけど、そのあとギターのフレーズやベースラインだけを集中して聴く時間があるんです。「かっこいいなぁ」「しぶいなぁ」ってやってるやつですね。
聴くジャンルは、たぶん広いほうだと思います。Apple Oneを契約しているので、Apple Musicからその時の気分でプレイリストを選ぶ感じです。邦楽も洋楽も関係なし。ジャズもブルースも聴きます。
そんな人間がPro 3を197日聴いて出てきた言葉は、3つでした。
- 没入感がある
- 癖がない
- アップルらしい
それだけです。レビューとしては情けない語彙だなと思っていました。
ところが、あとからオーディオの専門メディア(Phile-web)がPro 3をどう評価しているかを読んだら、「ぐっと寄り添って、丸みのある良い音。とにかく聴き心地のいい音」と書いてあったんです。Pro 3で目立つのはノイズキャンセリングの向上よりも「聴きやすさ」だ、とも。
ぐっと寄り添って。
ボクが「没入感がある」と書いたのと、たぶん同じところを指しています。プロは「寄り添う」と書き、ボクは「没入感」と書いた。語彙は違っても、耳のほうは同じ場所に着いていたんですよね。
スペックが読めなくても、自分の「なんか良いな」は信じていい。ボクはこれを知って、ちょっとうれしくなりました。
「癖がない」は、ジャンルを跨ぐ人にはむしろ利点でした
「癖がない」って、レビューだと物足りない言葉として使われがちなんですけど、ボクにとってはこれが正解でした。
低音を盛る味付けのイヤホンって、ロックやEDMだと最高に気持ちいいんです。でもジャズのウッドベースやブルースのギターだと、その味付けが邪魔になってくる。1本で邦楽も洋楽もジャズもブルースも回す人にとっては、味が薄いほうが困らないんですよね。
逆に「聴くのはほぼこのジャンル」と決まっている人なら、そのジャンルに寄せてくれるイヤホンのほうが幸せだと思います。ここは優劣ではなく、聴き方の形の話ですね。
大手と評価が割れたところも、そのまま書きます
ギズモード・ジャパンは、Pro 2と比べて中音から低音にかけて音が豊かになったと評価しています。アコースティックギターやベースの表現が立体的になった、とも。
ベースを追いかけて聴いているボクとしては、ここは大きくうなずきたいところです。実際、ベースの居場所は分かりやすくなりました。
ただ、それでもボクは「重低音がもう少し欲しい」と思っています。豊かになったのは確かなのに、足りない。
たぶんこれは、Pro 3が悪いのではなくボクの物差しがソニーのヘッドホンにあるからです。WH-1000XM4で聴いていた「ドンッ」を基準にすると、どうしても軽く感じる。専門メディアが「低音が強調されない」と評価しているのと、同じ現象を逆から見ているだけなんだと思います。
つまりこの差は不具合ではなく、性格の違いですね。低音をどしんと鳴らしてほしい人には、Pro 3は物足りないかもしれません。ボクも、かっこいいベースラインを聴いているときは「もうちょい重低音ほしいな」って思っています。あくまでボクの趣味ですけど(笑)。
じゃあそこまで求めるならヘッドホン(AirPods Maxなど)なのか、というと。ボクは夏場のヘッドホンがどうしても無理なんですよね。耳が蒸れる、あの感じ。だから「重低音は少し諦めて、1年中つけられるほうを取る」という選び方をしています。ここも優劣ではなく、生活のほうの話です。
ちなみにPro 3とWH-1000XM4を正面から比べた記事は、探してもほとんど出てきません。イヤホンとヘッドホンで土俵が違うからですね。両方持っている側の実感で言うと、「音の厚み」ならXM4、「一日つけていられるか」ならPro 3。ボクは後者を取りました。
ノイズキャンセリングはどこまで消えるのか。7年前のソニーと比べます
生活音は遠くのBGMになります。ただし、無音にはなりません。ここは期待の置き方で満足度が変わるところですね。
ボクには手元に、ちょうどいい物差しがあります。2019年にソニーのWF-1000XM3を買ったとき、自分でノイズキャンセリングの効きを測って記録していたんです。当時の自分はこう書いていました。
- 周辺の環境音は80〜90%くらい消える
- 人の声やテレビの声は50%くらい。これはマイナスポイントだった
- エアコンや換気扇の音はほぼ聞こえなくなる
- セミの鳴き声は、かすかに残る
7年前の自分が、いちおう測っていました。パーセントの根拠はゼロで、ぜんぶ体感です(笑)。ただ「人の声が消えない」を弱点として書いていたところだけは、いま読み返しても筋が通っているなと思います。
で、同じ物差しでPro 3を測るとこうなります。
| 消したい音 | 2019年 WF-1000XM3 | 2026年 AirPods Pro 3 |
|---|---|---|
| エアコン・換気扇 | ほぼ消える | ほぼ消える(ここは同じ) |
| 周辺の環境音 | 80〜90% | 体感は同じくらい |
| 人の声・テレビ | 50%(弱点だった) | はっきり良くなった。角が取れて遠ざかる |
| セミの鳴き声 | かすかに残る | かすかに残る(ここも同じ) |
| つけたときの圧迫感 | 耳が詰まる感じがあった | これが少ない。付け心地はこっちが上 |
並べてみて気づいたんですけど、「消える音の範囲」はそんなに変わっていないんですよね。7年ぶんの進化が出ているのは、人の声と、つけたときの圧迫感のほうでした。
ノイズキャンセリング特有の、耳の中がぐっと詰まるような圧。あれがPro 3はかなり少ないです。ボクが「付けていて心地よい」と感じているのは、たぶんここなんだと思います。
ここは他のレビューと評価が割れているところでもあります。Pro 2より深く入る形になったので「装着圧を感じる」と書いている人もいるんですよね。耳の形の相性がそのまま出る部分なので、こればかりは試着が早いです。
1万以上の耳をスキャンして作られたイヤーチップ
気になって調べてみたら、この付け心地には裏付けがありました。
Appleの発表によると、Pro 3のイヤーチップは1万以上の耳のスキャンと、10万時間以上のユーザー調査から作られているそうです(人数ではなく、スキャンした耳の数です)。データ数にすると3億ポイント以上。素材も変わっていて、シリコンの中にフォーム材が入った構造になり、サイズはXXSからLまで5種類に増えました。
これ、ちょっと感慨深いんですよね。ボクが2016年に買った初代AirPodsはイヤーチップが無く、サイズも1つだけでした。そこから10年かけて、「全員に合う1つの形」から「5サイズから選ばせる」へ方針が変わったわけです。
Appleが「耳の形は人それぞれだ」と認めた、ということなんだと思います。ノイズキャンセリングが強くなった理由も、Apple自身が「新しいフォーム材のイヤーチップと設計の刷新の組み合わせ」だと説明しています。チップの性能だけでなく、物理的に耳をふさぐ精度が上がったということですね。

ひとつだけ注意点があります。ノイズキャンセリングを強くかけていると、最初の一言目が聞こえません。家族に話しかけられて「え?」と聞き返すやつですね。外部音取り込みモードに切り替えれば解決しますけど、切り替える手間はゼロにはなりません。
家族と同じ部屋で使う予定なら、ここは想定しておいたほうがいいかなと思います。性能が高いほど、家の中では困る場面が増える。皮肉ですけど、本当なんですよね。
「ステレオを空間化」はオンとオフ、どっちがいいのか
この機能、世間ではオフにする人のほうが多いです。でもボクはオンで使っています。そして最近、その理由が変わっていたことを知りました。
先に言葉を整理しますね。専門用語が2つ出てくるので、噛み砕きます。
| 設定 | 何が起きるか |
|---|---|
| オフ | 普通のイヤホンの鳴り方。音は頭の中にあります |
| 固定 | 音が目の前に置かれます。顔を動かしても音は付いてきます |
| ヘッドトラッキング | 音がその場に固定されます。顔を右に向けると、音は左から聞こえます |
ボクは普段は「固定」で、ここぞという曲だけヘッドトラッキングに切り替えています。
「THE FIRST TAKE」を聴いていて、手が止まりました
ボクのお気に入りは「THE FIRST TAKE」のプレイリストです。いろんなアーティストの一発撮りが並んでいるやつですね。
これをヘッドトラッキングで聴いていたとき、演奏が始まる前の1秒くらいの静寂に、うっすらノイズが入っているのに気づいたんです。「サー」というあの感じ。
その1秒で、部屋の広さが分かるんですよ。あ、この人はいまスタジオに立っていて、これから息を吸うんだなって。そのあと息継ぎが入ってきて、声が出る。大袈裟に言うと、その場で自分のためだけにライブしてくれている感じです。心が震えるとは、こういうことなんだと思いました。
気になって調べてみたら、あのノイズは消し忘れではありませんでした。THE FIRST TAKEのボーカル収録にはNEUMANNのU87AiやTLM49といったコンデンサーマイクが使われていることが知られています。息づかいや衣擦れまで拾ってしまうタイプのマイクです。そして一発撮り・追撮なしなので、編集で切り貼りされていない。だから演奏前の空気がそのまま残っているんですね。
ここで空間オーディオが効いてきます。音源のなかに「部屋」が入っているので、それを頭の外に置いてやると、部屋ごと再現される。逆に打ち込み中心の曲だと、もともと存在しない部屋を作ることになるので、不自然に感じやすくなります。
実際ボクも、曲によっては違和感があるのでヘッドトラッキングを切っています。ライブ音源でも、合わないものは切っちゃいますね。ここは「常時オンが正解」ではなく、曲ごとに切り替えるものだと思っておくのがいちばん幸せかなと思います。
もしこの記事を読んでPro 3を買うか迷っているなら、いま持っているイヤホンでいいので、THE FIRST TAKEを1曲だけ空間オーディオで聴いてみてください。ここで「おぉー」となる人は、たぶんボクと同じところに感動します。
「オンにすると音が悪くなる」は、Pro 2の時代の話でした
オーディオの専門メディア(Phile-web)がPro 2とPro 3を比べて検証したところ、Pro 3では「固定」と「ヘッドトラッキング」の音質差は音響的には大きな差がないと書かれていました。Pro 2では顔の向きにドライバーの位置が同期していたのに対し、Pro 3では音の位置がほぼ固定されたままだそうです。
つまり「オンにすると音が犠牲になる」という前提は、Pro 3では薄くなっている。ネットで見かける「空間化はオフにしたほうがいい」という声の多くは、前の世代を触った経験から書かれたものかもしれません。ボクが何となくオンのまま使い続けていたのは、たまたま正解に近かったみたいですね。
ひとつだけコストがあります。空間オーディオとヘッドトラッキングをオンにすると、再生時間は8時間から7.5時間に減ります。30分ぶんです。それでもAirPods 4 ANCの4時間より3時間半長いので、ここは気にせず使っていいかなと。
まだ試したことがない人には、今日いちど「固定」で1曲だけ聴いてみてほしいです。合わなければ戻せばいいだけですし、ボクはこれで気が変わりました。iPhoneのコントロールセンターで音量バーを長押しすると切り替えられます。
Apple Musicに出る「ロスレス」表示は、耳に届く音の話ではありません
Apple Musicの再生画面に「ロスレス」や「Dolby Atmos」と出ることがあります。出ているのに、AirPods Pro 3はロスレスオーディオに非対応。矛盾しているように見えますよね。
| 表示 | 本当の意味 |
|---|---|
| 「ロスレス」バッジ | 配信されてくる音源データの品質を表しています。耳に届いている音の品質ではありません |
| Bluetoothで聴いているとき | AirPodsまではAACという圧縮方式で届きます。途中でロスレスではなくなります |
| 「Dolby Atmos」表示 | こちらはちゃんと機能します。空間オーディオとして耳に届いているのはこの部分です |
Apple公式の比較表には、Pro 3とAirPods Maxに「USB-C経由のロスレスオーディオ」という項目があります。つまりロスレスが成立するのは有線か、Apple Vision Proとつないだときの特殊な接続だけ。iPhoneとBluetoothでつないでいる限り、ロスレスにはなりません。AirPods 4も同じです。
じゃあ「ロスレス」表示に意味がないのかというと、そうでもないと思っていて。配信元がロスレスのマスターを送ってくれている=素材が良いということなので、そこからAACに変換されても、元が良いぶんは残るんですよね。THE FIRST TAKEの静寂のノイズが聴こえるのも、たぶんそういうことだと思います。
ただ、ロスレス目当てで42,800円を出すと、たぶんがっかりします。ここは期待がずれるところなので、先に置いておきますね。
心拍数センサーは、運動の種類で向き不向きが出ます
激しく動く運動には向きませんでした。ボクは試して、やめています。
ボクの運動はフィットボクシング3です。Switch 2の前で両腕を振り回します。心拍を測るならこれだろうと思って、外部音取り込みモードにして殴り始めました。
結果、耳が気になってゲームに集中できませんでした。普段はまったく気にならない装着感が、動くと気になる。それだけのことなんですが、ゲームとしては致命的でしたね。
数字の話も足しておくと、心拍数センサーを使っている間の再生時間は6.5時間に下がります。8時間ではありません。ワークアウトで毎日使うつもりなら、この数字で計算しておくのがよさそうです。
あと、測れるのはワークアウト中だけで、安静時や睡眠中は測れません。ランニングや散歩なら合うのかもしれませんが、そこは試していないので分かりません。
激しく動く運動で心拍を取りたいなら、手首のほうが向いていると思います。ボクも結局そうしました。
👉 ボクが心拍を任せているのはこっちです
197日つかって、いまも引っかかっているのは2つです
重低音の話はさっき書いたので、それ以外で残っているのがこの2つです。
1. ヘッドトラッキングは、曲を選ぶ
さっき書いたとおりです。THE FIRST TAKEみたいな一発撮りだと最高なのに、曲によっては違和感が出て、結局切ります。
ライブ音源なら全部いけるかというと、そうでもないんですよね。合わないものは合わない。「オンにしっぱなしで幸せになる機能」ではないというのは、買う前に知っておいてよかったなと思う部分です。
2. ケースに、操作系が何もない
これは「197日つかって困った」というより、他社のを知って初めて欠けに気づいたタイプの引っかかりです。AirPodsの充電ケースは、ただの入れ物なんですよね。
たとえばJBLのTOUR PRO 3。ケースに1.57インチのタッチ画面が付いていて、しかもケース自体が「送信機」になります。ボクはこれを知ったとき、正直「何それ」と声が出ました。噛み砕くとこういうことです。
| やること | 何が起きるか |
|---|---|
| ケースをテレビやPS5にケーブルでつなぐ(AUXかUSB-C) | ケースがその音を受け取ります |
| ケースがイヤホンへ無線で飛ばす | Bluetoothを積んでいない機器の音も、イヤホンで聴けるようになります |
| 低遅延の伝送方式で飛ばす | ゲームでも音が遅れません。PS5で使う人がいるのはこれが理由です |
| 飛行機の座席のイヤホンジャックにつなぐ | 機内エンタメを自分のイヤホンで聴けます |
つまり、ふだんBluetoothを積んでいないテレビや、遅延がシビアなゲーム機、飛行機の座席。この3つが一気に解決するわけですね。うらやましい。
ただ、これはケースの大きさとの引き換えでもあります。AirPodsのケースが小さくてポケットに入るのは、中に何も積んでいないから。ボクは毎日ポケットに入れて持ち歩くので、結局いまの形のほうが合っているかなと思っています。この機能が刺さるかどうかは「テレビやゲーム機の音を、ワイヤレスで聴きたい日があるか」で決まります。あるならJBL、ないならAirPodsで困りません。
迷っているなら、買う前に3分だけ確かめてください
ここまで読んでもまだ決まらない人へ。スペック表を見比べるより、自分の生活を3分だけ調べたほうが早いです。ボクが同じ立場ならこの3つをやります。
- ①カレンダーを1ヶ月ぶんさかのぼる。「イヤホンを外せないまとまった時間が4時間以上あった日」を数えます。月に2〜3日以上あるならPro 3、ゼロならAirPods 4で足ります
- ②いま持っているカナル型のイヤホンを10分つけてみる。耳の奥が痛くなったり、詰まる感じが気になるなら、開放型のAirPods 4のほうが合っています。ここは値段より優先していい部分です
- ③Apple Musicで「THE FIRST TAKE」を1曲、空間オーディオの「固定」で聴いてみる。いま持っているイヤホンでも設定できます。ここで「おぉー」となる人は、Pro 3を買ったあとの満足度が高いと思います
③は半分ボクの趣味です(笑)。でも「自分がどこに感動するのか」を先に知っておくと、買い物が外れにくくなるんですよね。ボクは数字で選ぶより、こっちのほうが外しませんでした。
結論|あなたに向いているのは、どれでしょう
| あなたの状況 | ボクの答え |
|---|---|
| いまのイヤホンがまだ動いている | 買わなくて大丈夫。壊れてからで遅くありません |
| 通勤や散歩で使うだけ/途中で外せる | AirPods 4 ANC搭載(32,800円)。1万円が浮きます |
| カナル型で耳が痛くなったことがある | AirPods 4。安いうえに、耳に合っています |
| 4時間以上つけっぱなしになる時間がある(長距離移動・在宅作業) | AirPods Pro 3(42,800円)。3年使えれば1日39円 |
| バッテリーがへたって買い替える | Pro 3。次の3年を買うつもりで |
| 心拍数センサーやヒアリング補助が要る | Pro 3。この2つはPro 3にしかありません |
| 味の濃い音が好き/Androidも使う | Appleの外で選んだほうが幸せかもしれません |
Androidの人には、ひとつだけ落とし穴があります
最後の行を補足しますね。AirPods Pro 3はAndroidでも使えます。普通にBluetoothでペアリングできますし、ノイズキャンセリングと外部音取り込みの切り替えも動きます。
ただ、使えなくなるものがあります。
| 機能 | Androidでは |
|---|---|
| ノイズキャンセリング/外部音取り込み | 使えます |
| 空間オーディオ・ヘッドトラッキング | 使えません。回避手段もありません |
| 機器の自動切り替え | 使えません |
| ライブ翻訳・心拍数センサー | 使えません |
| バッテリー残量の表示・細かい設定 | アプリを入れれば一部は見られますが、公式ではありません |
空間オーディオが動かないのは、iPhone側で音を計算してから飛ばしている機能だからなんですよね。イヤホン単体の機能ではないので、Androidにつないだ時点で成立しません。ここは仕組み上どうにもならない部分です。
さっきのTHE FIRST TAKEの話も、Androidだと再現できません。Androidがメインなら、ソニーやJBLを選んだほうが、同じ金額で幸せになれると思います。
👉 Appleの外で選ぶなら、この2つを見てみてください
よくある質問
- AirPods Pro 3とAirPods 4は、結局どっちを買えばいいですか?
-
「途中で外せるかどうか」で決めるのがいちばん早いです。通勤や散歩のように使う時間が細切れなら、AirPods 4のノイズキャンセリング搭載モデル(32,800円)で足ります。ノイズキャンセリングをオンにした本体だけの再生時間が最大4時間なので、4時間以上つけっぱなしになる時間がある人(長距離移動・在宅で半日など)は、最大8時間のAirPods Pro 3(42,800円)が向いています。カナル型で耳が痛くなった経験がある方は、イヤーチップのないAirPods 4のほうが快適です。心拍数センサーとヒアリング補助が必要なら、Pro 3以外に選択肢はありません。
- AirPods 4のバッテリーは5時間ではないのですか?
-
ノイズキャンセリングをオフにしたときが最大5時間で、オンにすると最大4時間になります。Apple公式の比較ページに記載されている数値です。充電ケースを含めた合計も、ノイズキャンセリングをオンにしていると最大20時間(オフなら最大30時間)です。AirPods Pro 3はノイズキャンセリングをオンにした状態で本体最大8時間、ケース込みで最大24時間なので、ノイズキャンセリングを使う前提だと差はちょうど2倍になります。海外の計測サイトSoundGuysの実測では、Pro 3はノイズキャンセリングをオンにして8時間42分もったと報告されています。
- AirPods Pro 2からPro 3に買い替える価値はありますか?
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いま困っていないなら、買い替えなくて大丈夫です。Appleはノイズキャンセリングについて「AirPods Pro 2と比べて最大2倍」「第1世代のAirPods Proと比べて4倍」と公表しています。よく見かける「4倍」は初代との比較なので、Pro 2からだと2倍という言い方になります。もともと静かな状態からさらに静かになる2倍なので、Pro 2で困っている場面が思い浮かばないなら、生活は変わらないと思います。Pro 3で増えるのは心拍数センサーと、イヤーチップのサイズが4種類から5種類になったこと(XXSの追加)です。あわせて本体の再生時間が6時間から8時間へ、防塵・耐水もIP54からIP57へ上がっています。耳が小さくてサイズが合わなかった方や、1回で長く聴きたい方には意味がありますが、それ以外の方は今のものを使い切ってからで遅くありません。
- AirPods Pro 3のバッテリーは何時間持ちますか?
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使う機能で変わります。Apple公式の数値では、ノイズキャンセリングをオンにした場合が最大8時間、空間オーディオとヘッドトラッキングも使った場合が最大7.5時間、心拍数センサーを使っている間は最大6.5時間です。外部音取り込みモードでヒアリング補助機能を使う場合だけは最大10時間まで伸びます。充電ケースを含めた合計は最大24時間で、これは前の世代の30時間より短くなっています。5分の充電で約1時間ぶん再生できるので、朝の身支度の間に足すこともできます。
- IP54とIP57は、何が違うのですか?
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ほこりへの強さは同じで、違うのは水への強さだけです。IPのあとの1桁目がほこり、2桁目が水を表していて、AirPods 4もAirPods Pro 3もほこりは同じ「5」です。水は、AirPods 4の「4」があらゆる方向からの水しぶきに耐えるレベル、AirPods Pro 3の「7」が水深1メートルに30分沈めても内部に水が入らないレベルになります。日常では汗や雨でどちらも困りませんが、洗面台やトイレに落としてしまったときに助かる可能性があるのはPro 3のほうです。
- 「ステレオを空間化」はオンとオフ、どちらがいいですか?
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曲によって切り替えるのがおすすめです。ネット上では「音が薄くなる」「オフのほうがいい」という声が多数派ですが、その多くは前の世代を触った経験にもとづいています。オーディオの専門メディア(Phile-web)の検証では、Pro 3は「固定」と「ヘッドトラッキング」の音質差が音響的には大きくないとされています。効果が大きいのは、スタジオの響きごと録られている音源です。一発撮りのライブ音源やアコースティック、映画では臨場感がはっきり出ます。逆に打ち込み中心の曲では不自然に感じやすく、ボク自身も違和感がある曲ではヘッドトラッキングを切っています。なお、この機能を使うと再生時間は8時間から7.5時間に減ります。
- AirPods Pro 3のノイズキャンセリングは、どこまで消えますか?
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無音にはなりません。生活音が「遠くの、角の取れた音」に変わる、という表現がいちばん近いです。ボクは2019年にソニーのWF-1000XM3で同じことを記録していて、そのときは環境音が80〜90%、人の声やテレビの声は50%くらいという体感でした。Pro 3で変わったのは、この「人の声」の部分と、ノイズキャンセリング特有の耳が詰まるような圧迫感が少ないことです。消える音の範囲そのものは、7年前とそれほど変わっていません。逆に困る場面もあって、強くかけていると家族の最初の一言目が聞こえません。外部音取り込みモードに切り替えれば解決しますが、切り替える手間はゼロにはなりません。
- AirPods Pro 3はロスレスオーディオに対応していますか?
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iPhoneとBluetoothでつないでいる限り、対応していません。AirPods 4も同じです。Apple公式の比較表にはAirPods Pro 3とAirPods Maxに「USB-C経由のロスレスオーディオ」という項目がありますが、これは有線接続やApple Vision Proとつないだときの特殊な接続を指しています。なお、Apple Musicの再生画面に「ロスレス」と表示されることがありますが、これは配信されてくる音源データそのものの品質を示す表示で、耳に届いている音の品質ではありません。Bluetooth経由ではAACという圧縮方式に変換されて届きます。一方で「Dolby Atmos」の表示は空間オーディオとして実際に機能しています。
- AndroidでAirPods Pro 3は使えますか?
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使えます。通常のBluetoothイヤホンとしてペアリングでき、ノイズキャンセリングと外部音取り込みの切り替えも動作します。ただし、空間オーディオとヘッドトラッキング、機器の自動切り替え、ライブ翻訳、心拍数センサーはAndroidでは使えません。空間オーディオはiPhone側で音を計算してからイヤホンへ送る仕組みなので、回避する方法もありません。バッテリー残量の確認などは非公式のアプリで一部おぎなえますが、Appleが提供しているものではありません。Androidがメインの方は、同じ価格帯のソニーやJBLを選んだほうが機能を使い切れると思います。
- AirPods Pro 3で心拍数は測れますか?
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測れます。耳に光を当てて血流を測るセンサーが入っていて、iPhoneのフィットネスAppでワークアウトを開始するだけで使えます。ただし測れるのはワークアウト中だけで、安静時や睡眠中の心拍は測れません。そこまで必要ならApple Watchが要ります。またセンサーを使っている間は再生時間が最大6.5時間に下がります。ボク自身はフィットボクシング3で試しましたが、腕を振り回すと耳の装着感が気になってゲームに集中できず、心拍はApple Watch Ultra 2の担当に戻しました。激しく動く運動なら手首のほうが向いていると思います。
- 42,800円は高くないですか?値上げされたと聞きました
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2026年7月18日にAppleが値上げして、39,800円から42,800円になりました。3,000円の値上げです。42,800円を1年使えば1日117円、2年で58円、3年で39円になります。値上げで増えるぶんは1日あたり8円です。ボク自身は値上げ前の39,800円で買って197日使っているので、いまの時点では1日202円という計算になります。参考までに、ボクは初代AirPodsをバッテリーが劣化するまで約3年使いました。3年持つ前提なら、1日39円で見ておくのが現実的です。
まとめ|1万円の差は、4時間でした
- 1万円で増えるのは音ではなく、1回で聴き切れる時間。ノイズキャンセリングをオンにして4時間(AirPods 4 ANC)と8時間(Pro 3)=ちょうど2倍
- 途中で外せる生活ならAirPods 4で足ります。外せない時間がある人だけPro 3が効きます
- Pro 3を3年使えれば1日39円。心拍数センサーとヒアリング補助はPro 3にしかありません
- iPhoneとBluetoothで聴くかぎり、ロスレスはどれも非対応。Apple Musicの「ロスレス」表示は音源データの品質表示で、耳に届く音の話ではありません
ボクの結論は、197日たったいまも「買ってよかった側」の道具です。音の語彙は増えませんでしたけど、夕食後の30分が戻ってきたことのほうが、ボクには大きかったので。
決め方はシンプルでいいと思います。手帳でもスマホでもいいので、自分の1日を思い浮かべて「イヤホンを外せないまとまった時間が4時間以上あるか」だけ確かめてみてください。あるならPro 3、ないならAirPods 4。それだけで決まります。
そして、いま使っているものがまだ動いているなら、買わなくて大丈夫です。ボクも初代AirPodsを3年、ソニーを何年も使ってから、ここに来ました。急いで買い替えた回数より、使い切った回数のほうが多いくらいですね。
👉 外せない時間がある方へ。ボクが197日つけているのがこれです
👉 途中で外せる方は、1万円浮かせるほうが正解です
そもそもボクがこれを買ったのは、家族がいるリビングで集中したかったからでした。その経緯と、家の中でどう使っているかはこちらに書いています。

買ったあとに何を聴いているのかは、こちらです。皿洗いと送迎の待ち時間で、1日ぶんの読書時間を作っています。

心拍を任せているApple Watch Ultra 2を、なぜ型落ちのまま選んだのか。3万円の差をどう考えたかはこちらに書きました。

ボクは40代の再起を、試したことも失敗も含めてX(@youkan0302)で毎日ぽつぽつ書いています。同じように「もう一回やろう」と思っている方は、よかったらのぞいてみてください。
