「Mac mini M6が出るのは知ってる。でも、いまのMacで困ってないのに買う?」
そう迷っている方に向けて書きました。Mac mini M4を2024年11月に買って、Claude Code(AIに作業を任せるアプリ)のために24時間つけっぱなしで動かしているヨウカンです。
この記事では、M6の価格・発売日・M4から変わった点と、16GB・24GB・32GB・M5 Proのどれを選ぶかを、ボクのM4の実測といっしょに書いています。読むと、自分に合う構成と、そもそも買い替える必要があるのかが分かります。
- 価格は149,800円から(16GB/256GB)。9月22日発売で、いまは予約受付中
- 速くなったのはチップ・メモリ・ストレージ。大きさと「16GBから始まる」のはM4と同じ
- ネット上のAIとブログが中心なら16GBで足りる。お金を足すなら、容量より先にメモリ
- パソコンの中でAIを動かしたいなら24GB以上。大きめのAIなら32GB、速さも欲しいならM5 Proの48GB以上
- M4を持っていて困っていないなら、待って大丈夫(ボクも見送ります)
ひとつだけ先に書いておきます。ボクのMacには、Gemma 4の「26b」という、ファイルの大きさが17GBあるAIが入っています。M6の16GBモデルでも、これはメモリに入りきりません。理由は、ボクのM4で測った数字といっしょに書いています。
Mac mini M6はいくら? 発売日と、M4から変わった点
149,800円から(16GB/256GB)で、9月22日に発売されます。初めてMac miniを買う方と、古いMacで遅さを感じている方には「買い」です。
| 項目 | Mac mini M6 |
|---|---|
| 価格 | 149,800円から(16GB/256GB)。学生・教職員は132,800円 |
| 予約・発売 | 予約は2026年8月25日から。発売は9月22日 |
| 速さ(Apple公称・M4比) | AIの処理が最大4倍・CPUが40%速い・グラフィックスとストレージが2倍速い |
| 変わらない所 | 大きさ(12.7cm四方・高さ5.0cm)/16GBから始まる/メモリはあとから足せない |
価格はApple公式ストアで2026年9月15日に確認した値です。
「そもそもMac miniで後悔しないか」がまだ気になっている方は、Mac miniをやめたほうがいい人の条件を先に読んでおくと迷いません。答えはチップではなく、作業する場所で決まります。この記事は、Mac miniにすると決めた方の「どれにするか」の話です。
M4・M6・M5 Proのスペック比較表|大きさは同じで、中身が速くなった
大きさと差し込み口の並びは、3台ともほぼ同じです。変わったのはチップとメモリの速さ(メモリの速さ=チップにデータを運ぶ道の太さ)で、ストレージも速くなりました。M5 Proは、メモリの速さがM6の24GB以上の約1.8倍(16GBモデルの約2倍)で、背面がThunderbolt 5(外付けSSDや高画質モニターを最速でつなぐ差し込み口。対応する機器を持っていなければ関係ありません)になります。
| 項目 | M4(ボクの機体) | M6 | M5 Pro |
|---|---|---|---|
| チップ | 10コアCPU・10コアGPU | 12コアCPU・12コアGPU | 15コアCPU・16コアGPU(18コアCPU・20コアGPUのチップも選べる) |
| メモリ | 16GB(ボクの構成) | 16/24/32GB | 24/48/64GB |
| メモリの速さ | 120GB/s | 16GB:153GB/s 24GB以上:170GB/s | 307GB/s |
| ストレージ | 256GB(ボクの構成) | 256GB〜2TB | 512GB〜8TB |
| 背面 | Thunderbolt 4×3・HDMI・Ethernet | Thunderbolt 4×3・HDMI・Ethernet | Thunderbolt 5×3・HDMI・Ethernet |
| 前面 | USB-C×2・ヘッドホン端子 | 同じ | 同じ |
| 大きさ | 12.7cm四方・高さ5.0cm | 同じ | 同じ |
| 価格 | 新品は販売終了 | 149,800円から | 299,800円から |
M6とM5 ProはApple公式の技術仕様、M4のメモリの速さはAppleの研究チームの公開記事の値です(2026年9月15日確認)。
メモリの速さは、ふだん使いでは気になりません。効いてくるのは、パソコンの中でAIを動かすときです。
大きさと差し込み口は、M4と同じ並びです
Appleが発表で出した写真を見ると、M6の前面はUSB-Cが2つとヘッドホン端子。ボクのM4と同じ並びでした。大きさも同じ12.7cm四方で、CDが1枚ちょうど乗るくらいの面積です。高さの5cmは、単三電池を立てたのとほぼ同じです。


つまり、いまM4のまわりに置いている周辺機器は、M6でもそのまま使える可能性が高いということです。モニターやハブをこれからそろえる方は、Mac miniの周辺機器を値段つきでまとめた記事に全部並べています。
どの構成を選ぶ? 5つの値段と、迷ったらこれ
迷ったら16GB/256GB(149,800円)です。ネット上のAI・ブログ・調べ物なら、ボクのM4と同じこの構成で足ります。お金を足すなら、容量より先にメモリに回すのがおすすめです。
| 構成 | 価格 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 16GB/256GB | 149,800円 | ネット上のAI・ブログ・調べ物が中心(ボクのM4と同じ構成) |
| 16GB/512GB | 185,800円 | 写真や書類をMacの中にまとめて置きたい |
| 24GB/256GB(購入画面で変更) | 185,800円 | お金を足すならボクはこれ。容量は外付けSSDで足す |
| 24GB/512GB | 221,800円 | パソコンの中でAIを試してみたい |
| 32GB/1TB | 311,800円 | パソコンの中でAIを本気で動かしたい・動画も触る |
2026年9月15日にApple公式ストアで確認しました。メモリは1段上げるごとに36,000円。ストレージは256GBから512GBにすると36,000円、1TBにすると90,000円上がります。24GB/256GBは、購入画面でメモリだけを選び直すと作れます。
「16GBで本当に足りるの?」と思いますよね。ボクのM4の、ふだんの状態を見てください。

Threads、X、Claude、Kindle、Gemini、ブラウザのタブがいくつも。これで16GBのうち12.88GBを使っていて、メモリプレッシャー(メモリの余裕を示す表示)は緑です。つまり、ふだんの作業は16GBで回っています。
ただ、余白はあまりありません。スワップ(メモリが足りない分をSSDで肩代わりする仕組み)も6.94GB使っています。ボクの画面では、アプリやブラウザのタブが1つで数百MBずつ使っていて、開けば開くほど効いてきます。
とはいえ、メモリプレッシャーが緑のうちは、スワップがあっても慌てなくて大丈夫です。ボクの16GBは「足りない」ではなく「ちょうど」で、余白がないぶん、次に買うならメモリを優先する、という読み方です。
メモリは、あとから足せません。容量は、外付けSSDで足せます。だから、お金を足すなら先にメモリです。
同じ185,800円で「16GB+512GB」にするか「24GB+256GB」にするかを比べた話は、Mac miniは256GBで足りるのかを書いた記事にまとめています。ボクなら、24GBのほうを選びます。
動画を触るなら、容量も考えます
動画を編集する方は、メモリもストレージも多いほうが楽です。素材そのものが重いからです。
外付けSSDでもやれます。Final Cut Proは、編集データ(ライブラリ)を外付けのドライブに置けるとAppleが案内しています。ただ、ケーブルの抜き差しやドライブの持ち替えが面倒な方は、最初から512GBか1TBにしておくほうが気が楽です。ボクなら、動画をやるならそうします。
ネット上のAIとブログが中心なら、ボクのM4と同じ16GBの構成で足ります。ネット通販なら、お店によってはポイントが少し付くぶん、ちょっとだけお得です。
24GB・32GBにしたい方は、Apple公式ストアの購入画面でメモリを選び直せば大丈夫です。
16GBのM6で、パソコンの中のAIは足りる? ボクのM4で測りました
小さいAIなら動きますが、ほかのアプリを押し出します。17GBクラスのAIは、16GBのメモリに入りきりません。パソコンの中でAIを試すなら24GB、大きめのAIを動かすなら32GBが、ボクの目安です。
決め手はチップではなくメモリです。AIが動くかどうかは容量で、文字が出てくる速さはメモリの速さで決まります。
2026年4月、GoogleがGemma 4というAIを出したのをXで見かけて、すぐに試しました。Ollama(パソコンの中でAIを動かすアプリ)に入れたのは、大きい「26b」と小さい「e4b」の2つです。
| ボクが入れたAI | 大きさ | 16GBのM4では |
|---|---|---|
| gemma4:26b | 17GB | 重くて使えなかった |
| gemma4:e4b | 9.6GB | 動くけれど、ガクガク |
じゃあ、「ガクガク」の正体は何だったのか?
この記事のために、2026年9月15日、Claude Codeに頼んでボクのM4でe4bをもう一度動かして測ってもらいました。ふだんのアプリを開いたままです。
| 測ったもの | 結果 |
|---|---|
| 呼び出してから準備ができるまで | 41.5秒 |
| 文字が出てくる速さ | 1秒に26.89トークン(トークン=AIが文字を数える単位) |
| メモリの空き | 44%→22% |
| スワップ(SSDで肩代わりした分) | 4.57GB→12.62GB |
文字が出てくる速さは、1秒に27トークンほど。画面の文字を目で追うより速いくらいで、ここは遅くありませんでした。重かったのは、呼び出すまでの41秒と、ほかのアプリがSSDへ押し出されること。1回呼んだだけで、スワップが8GB増えました。ボクが「ガクガク」と感じていたのは、これだったのかもしれません(測った数字からの推測です)。
では、M6の16GBならどうなるか。Appleの研究チームがM5で測った結果では、返事の出だしはM4の3〜4倍に速くなり、文字が出続ける速さは2〜3割増しにとどまりました。M6も出だしは速くなるはずです。でも、入らないものは入りません。17GBの26bも、e4bがほかのアプリを押し出すことも、16GBのままでは変わらないとボクは見ています。

グラフの「使える」は、macOSがAIの計算に回せる量の見積もりです。メモリの3分の2〜4分の3ほどと言われていて、資料や設定で変わります(LLMCheckの推定など)。グラフは多めのほうで描いています。
24GBで26bが入るかどうかは、見積もり次第で「入る」「入らない」に分かれます。ほかのアプリを開いたままなら、また押し出しが起きるはずです。ブラウザやチャットを開いたままAIも動かしたいなら、ボクは32GBにします。ボクが16GBでパソコンの中のAIを試して、使うのをやめるまでの話は、Mac miniでAIは動くのかを書いた記事に残しています。
M6とM5 Pro、どっちを選ぶ?
動画の編集や重い処理で速さが要る、Thunderbolt 5の機器を使う。このどちらかならM5 Proです。大きめのAIを入れたいだけなら、M6の32GBが向いています(M5 Proで同じことをするなら48GB以上)。それ以外なら、M6で足ります。
ここで1つ、比べて初めて分かる数字があります。M6を32GB・1TBまで積むと311,800円。M5 Proの最小構成(24GB・512GB)の299,800円を超えます。
| 比べる所 | M6(32GB/1TB) | M5 Pro(24GB/512GB) |
|---|---|---|
| 価格 | 311,800円 | 299,800円 |
| メモリの量 | 32GB | 24GB |
| メモリの速さ | 170GB/s | 307GB/s |
| ストレージ | 1TB | 512GB |
| 背面の差し込み口 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 5 |
| 向いている方 | 大きめのAIを1つ入れておきたい | 速さが要る作業(動画・重い処理) |
M6の32GBは「量」、M5 Proは「速さ」です。大きなAIを1つ入れておきたいならM6の32GB、動画のように大量のデータを流す作業ならM5 Pro。ボクならそう分けます。M5 Proでメモリを48GBにすると、さらに108,000円上がります。
M6もM5 Proも9月22日発売なので、実機での測定はまだ出ていません(2026年9月15日時点)。ここは発売後に分かったことを足していきます。
M4を持っている人は急がなくて大丈夫|ボクは見送ります
ボクは見送ります。作業はM4で足りているからです。
ブログ、調べ物、ネット上のAI。ボクの毎日の作業は、さっきのスクショのとおり16GBで回っています。Claude Codeのために24時間つけっぱなしにしていても、困った日はありません。性能の壁にぶつかったのは、パソコンの中でAIを動かそうとしたときの1回だけでした。
もう1つは値段です。ボクがM4を買ったころは94,800円だった最小構成が、M6では149,800円から。半導体の値上がりが続いていて、今は様子見です。
それに、ボクが次に欲しいのは速いMac miniではありません。Mac miniは2階の作業部屋にあって、1日に何度も階段を往復するのが地味に面倒で💦 次に買うなら、1階のリビングで開けるMacBook Airです。その迷いは、Mac miniとMacBookのどっちがいいかを書いた記事に全部書きました。
困っているかどうかは、アクティビティモニタで30秒で分かります
買い替えるか迷ったら、いまのMacの「メモリプレッシャー」を見るのがいちばん早いです。
- Spotlight(⌘+スペース)で「アクティビティモニタ」と打って開く
- 上に並んだタブから「メモリ」を押す
- 画面の下にある「メモリプレッシャー」のグラフの色を見る
| 色 | Appleの説明 | 買い替えの目安(ボクの読み方) |
|---|---|---|
| 緑 | メモリを効率よく使えている | 急がなくて大丈夫です |
| 黄 | いずれメモリが足りなくなるかもしれない | 次は24GB以上に |
| 赤 | メモリを増やす必要がある | 次は24GB以上。AIも動かすなら32GBが向いています |
色の意味はAppleのサポートページの説明です。ボクのM4は、ふだんの作業では緑でした。ただ、e4bを動かしたときはスワップが12GBを超えたので、パソコンの中でAIを動かすなら話は変わります。
M6を買っていい人・待っていい人
自分がどこに当てはまるかで、次に見る場所が決まります。
| こんな方 | おすすめ |
|---|---|
| 初めてのMac miniで、置き場所がまだ決まっていない | 先にやめたほうがいい人の条件を確認 |
| 古いMacで遅さを感じていて、作業場所は1か所 | M6の16GB(AIを試すなら24GB) |
| M4を持っていて、困っていない | 待って大丈夫 |
| パソコンの中でAIを本気で動かしたい | M6の32GB(速さも要るならM5 Proの48GB以上) |
| 家の中や外に持ち運びたい | MacBook Air/Proのほうが合っています |
M6の値段がネックで、ふだんの作業が中心なら、中古のM4でも大丈夫です。ボクのM4(16GB)は、ふだんの作業ならいまも困っていません。M6との違いは、さっきのスペック比較表のとおりチップとメモリの速さです。
M6の値段が厳しい方へ。M4なら中古で、状態のランクを見て選べます。
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よくある質問
- Mac mini M6の発売日はいつですか?
-
2026年9月22日です。予約は8月25日から始まっています。価格は16GB/256GBの最小構成で149,800円からです(学生・教職員は132,800円)。
- M6は16GBで足りますか?
-
ネット上のAI・ブログ・調べ物なら足ります。ボクは同じ16GBのM4で、Threads・X・Claude・Gemini・ブラウザを開いたまま、使用済み12.88GBで回っています。パソコンの中でAIを動かしたいなら、24GB以上が向いています。メモリはあとから足せません。
- M4で使っている周辺機器は、M6でも使えますか?
-
大きさと、前面・背面の差し込み口の種類はM4と同じなので、そのまま使える可能性が高いです。本体の下に敷くスタンドやハブは、商品ごとに対応機種の表記を確かめてから買うと安心です。
- 256GBで足りますか?
-
ボクは写真で足りなくなり、1TBの外付けSSD(3万円台)を足しました。Appleで512GBに上げると36,000円なので、外付けのほうが容量あたりは安く済みます。動画を編集する方は、最初から512GB以上にしておくほうが楽です。
- M6とM5 Pro、どちらがいいですか?
-
動画の編集や重い処理で速さが要る、Thunderbolt 5の機器を使う、のどちらかならM5 Pro(299,800円から)です。大きめのAIを入れたいなら、M6の32GBが向いています。M6を32GB・1TBまで積むと311,800円で、M5 Proの最小構成より高くなります。
まとめ:構成は「何を動かしたいか」、買い替えは「困っているか」で決める
Mac mini M6は149,800円から、9月22日発売です。速くなったのはチップ・メモリ・ストレージで、大きさと「16GBから始まる」のはM4と同じでした。
ボクはM6を見送ります。毎日の作業は16GBのM4で回っていて、次に欲しいのはリビングで開けるMacだからです。17GBの26bは、たぶんこの先もしばらく眠ったままです(笑)。
選ぶときは、この順番で考えると迷いません。
- パソコンの中でAIを動かしたい → 24GB以上(大きめのAIなら32GB、速さも要るならM5 Proの48GB以上)
- ネット上のAIとブログが中心 → 16GB/256GB。足りなくなった容量は外付けSSDで
- いまのMacで困っていない → 待って大丈夫
初めてのMac miniか、古いMacからの買い替えで、ネット上のAIが中心の方へ。ボクのM4と同じ16GBの構成です。
構成を決めたら、次は置き場所とまわりの機器です。



